初音③初音聞かせよ
二十三帖 初音 光源氏太政大臣36歳 紫の上28 玉鬘 24 明石の君:27 明石の姫君:8 夕霧中将15 花散里22 碁盤を囲む空蝉うつせみ)と軒端荻のきばのおぎ宇治市源氏物語ミュージアム 五葉の松山地に生えるマツ科の常緑高木で、庭木や盆栽にする。樹皮は暗褐色で、針形の葉が五本ずつ束になってつく。...
View Article初音④ほのめかし
二十三帖 初音 光源氏.太政大臣 36 紫の上28 花散里22 明石の君:27 夕霧中将15 玉鬘 24 明石の姫君:8 帝の私的生活空間である『清涼殿』に近い建物ほど位が高い。故・大納言の娘である光源氏の母・桐壺更衣はもっとも遠い東北隅の『桐壺/淑景舎』をあてがわれていた。...
View Article初音⑥谷間の古巣
二十三帖 初音 光源氏.太政大臣36 紫の上28 花散里22 明石の君:27 夕霧中将15 玉鬘 24 明石の姫君:8 御簾 みす平安時代の寝殿造りなどで、目隠しに用いた。宮殿や神殿などに用いるすだれ。 良縁成就光源氏と明石の君が描かれた「絵馬」【明石観光協会】紫の上は、明石の君を恋のライバル視している。苦しい立場に追い込まれていくが、決定的な場面はまだ先。...
View Article初音⑦新年早々
二十三帖 初音 光源氏.太政大臣36 紫の上28 花散里22 明石の君:27 夕霧中将15 玉鬘 24 明石の姫君:8 1 下げ髪の鬢批 びんそぎ2 檜扇 ひおうぎ 衵扇 あこめおおぎ3 小袿 こうちき4 衣 きぬ 袿 うちき5 単 ひとえ6 濃長袴 こきのながばかま7 下げ髪『風俗博物館』 京都市 【予約販売】【停電・防災対策】LED ランタン 63灯...
View Article初音⑧臨時客
二十三帖 初音 光源氏.太政大臣36 紫の上28 花散里22 明石の君:27 夕霧中将15 玉鬘 24 明石の姫君:8 *臨時客正月二日、六條院{【春の御殿】にて上達部や親王らを招いて臨時客が行われた。『風俗博物館』 正月の華やぎは【春の御殿】のみ、ほかの【御殿】は寂しくひっそりとしている。まして、空蝉と末摘花が暮らす『二条東院』はーーー。 【予約受付】【防災士推奨】 防災セット...
View Article初音⑨二条東院へ
二十三帖 初音 光源氏.太政大臣36 紫の上28 花散里22 明石の君:27 夕霧中将15 玉鬘 24 明石の姫君:8 宇治平等院と蓮『鳳凰堂』と『浄土式庭園』は藤原頼通が、「西方極楽浄土」と教主である「阿弥陀如来」を*観想するために建てた。 空蝉...
View Article初音⑩醜貌
二十三帖 初音 光源氏.太政大臣36 紫の上28 花散里22 明石の君:27 夕霧中将15 玉鬘 24 明石の姫君:8 光源氏と末摘花明け方、雪あかりの中で今まで見たこともないほど醜い末摘花の顔をみて仰天する源氏。 源氏は須磨へ落ちるとき末摘花には挨拶をせず、帰京してからも連絡しなかった。それでも、末摘花は源氏の来訪をひたすら待ち続ける。 山善(YAMAZEN) 防水リュック...
View Article初音⑪発心
二十三帖 初音 光源氏.太政大臣36 紫の上28 花散里22 明石の君:27 夕霧中将15 玉鬘 24 明石の姫君:8 源氏は人妻・空蝉の寝室に忍び込むが逃げられる。 歌川/安藤広重画貴族社会では男は女房の手引きで女の寝室に入った。女房たちには深窓育ちの何も知らない姫君たちの「婿取り」という大切な仕事があったのだ。3日続けて通えば結婚が成立した。...
View Article初音⑫男踏歌
二十三帖 初音 光源氏.太政大臣36 紫の上28 花散里22 明石の君:27 夕霧中将15 玉鬘 24 明石の姫君:8 男踏歌おとことうか【春の寝殿】の南庭に*男踏歌の*殿上人が訪れた。左から源氏・玉鬘・明石の姫君・紫の上が男踏歌の様子を見物している。 家柄別 主要登場人物 今年は*男踏歌がある。 その行列が内裏から『朱雀院』へ、そして『六条院』にやって来た。...
View Article胡蝶①龍頭鷁首船
二十四帖 胡蝶 光源氏.太政大臣36 紫の上28 花散里22 秋好中宮27 明石の君:27 夕霧中将15 玉鬘 24 明石の姫君8 *龍頭鷁首船を見る藤原道長*土御門邸の釣殿と南池。 一条天皇が中宮彰子の産んだ敦成あつひら親王(後一条天皇)を見るために土御門邸に行幸した。 鷁首 竜頭...
View Article胡蝶②小さな船旅
二十四帖 胡蝶 光源氏.太政大臣36 紫の上28 花散里22 秋好中宮27 明石の君:27 夕霧中将15 玉鬘 24 明石の姫君:8 *釣殿つりどの池に臨んでいる。 聖徳太子孝養像*角髪を結った16歳の厩戸王うまやどのおう(聖徳太子) 去年の秋に秋好中宮へ返歌しなかったことを気にかけていた紫の上は、春爛漫の今なら、秋をけなすこともなく単に春の素晴らしさを詠めばいいと思い至った。...
View Article胡蝶③春の調べ
二十四帖 胡蝶 光源氏.太政大臣36 紫の上28 花散里22 秋好中宮27 明石の君:27 夕霧中将15 玉鬘 24 明石の姫君8。 篝火 かがりび 左から 琵琶びわ 琴きん 和琴わごん 箏そう 日の暮れかかるころ、楽人たちの奏でる雅楽の妙なる音色を耳にしながら、女房たちは気持ちを船に残しつつ、紫の上付きの女房たちの待つ『東の釣殿』に寄せられた船から下りた。...
View Article胡蝶④求婚譚
二十四帖 胡蝶 光源氏.36 紫の上28 花散里22 秋好中宮27 蛍兵部卿宮 明石の君:27 夕霧15 玉鬘 24 柏木20 明石の姫君8 *御読経みどきょう風俗博物館 蛍兵部卿宮 光源氏 紫の上 玉鬘 柏木 秋好中宮 *玉鬘に心を寄せる男たちは、日ましに増えている。 源氏が玉鬘を『六条院』に引き取った時の、いたずら半分の思惑どおりになってきた。...
View Article胡蝶⑤春風
二十四帖 胡蝶 光源氏.太政大臣36 紫の上28 蛍兵部卿宮 花散里22秋好中宮27 夕霧中将15 明石の君:27 玉鬘 24 明石の姫君8 【春の御殿】と【秋の御殿】を竜頭鷁首船で行き来したとは優雅なものです。 都合があって【六条院】を退出した者以外は、昼過ぎ、正式の装束に着替えて秋好中宮の『秋の御殿』に参上した。 源氏を筆頭に、参会者たちがずらりと席に着いた。...
View Article胡蝶⑥秋好中宮
二十四帖 胡蝶 光源氏.太政大臣36 紫の上28 蛍兵部卿宮 花散里22秋好中宮27 夕霧中将15 明石の君:27 玉鬘 24 明石の姫君8 春の御殿 秋の御殿宇治市源氏物語ミュージアム「六条院模型」 紫の上から秋好中宮への手紙は、夕霧が持参する。 〇 花園の *胡蝶をさへや 下草に 秋*まつ虫は うとく見るらむ...
View Article胡蝶⑦玉鬘の本音
二十四帖 胡蝶 光源氏.太政大臣36 紫の上28 蛍兵部卿宮 花散里22秋好中宮27 夕霧中将15 明石の君:27 玉鬘 24 明石の姫君8 御簾みす『枕草子絵巻』から 光源氏 夕霧玉鬘 内大臣 夕顔 才色兼備ながら幼いころから流浪の生活つづきで苦労してきたせいか、玉鬘には冷たい印象は微塵もなく人懐っこいので、老若男女を問わず誰からも好かれている。...
View Article胡蝶⑧恋の山
二十四帖 胡蝶 光源氏.太政大臣36 紫の上28 蛍兵部卿宮 花散里22秋好中宮27 夕霧中将15 明石の君:27 玉鬘 24 髭黒右大将 明石の姫君8 蛍兵部卿宮ほたるひょうぶきょうのみや桐壺帝の皇子で、朱雀帝や光源氏の異母弟当代きっての風流人 光源氏 玉鬘蛍兵部卿宮 髭黒右大将 初夏の一日、源氏はのんびりと管弦の遊びを楽しんでいた。...
View Article胡蝶⑨懸想文
二十四帖 胡蝶 光源氏.太政大臣36 紫の上28 蛍兵部卿宮 花散里22秋好中宮27 夕霧中将15 明石の君:27 玉鬘 24 髭黒右大将 明石の姫君8 髭黒右大将ひげくろうだいしょう結び文 「これもまた、恋というものの不可思議なところでしょう」 源氏が何通かの懸想文を選り分けしている中に、小さく結んである『結び文』を見つけた。...
View Article胡蝶⑩求婚者たち
二十四帖 胡蝶 光源氏.太政大臣36 紫の上28 蛍兵部卿宮 花散里22秋好中宮27 夕霧中将15 明石の君:27 玉鬘 24 髭黒右大将 明石の姫君8 *胡蝶の夢『荘子』「斉物論」 光源氏 玉鬘 柏木 内大臣蛍兵部卿宮 夕顔 髭黒右大将 懸想文への返信についての心得を聴いているとき、右近は、珍しく近くにいる源氏と玉鬘を見比べながら思っていた。...
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