二十四帖 胡蝶
光源氏.太政大臣36 紫の上28 花散里22 秋好中宮27
明石の君:27 夕霧中将15 玉鬘 24 明石の姫君8
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篝火 かがりび
左から 琵琶びわ 琴きん 和琴わごん 箏そう
日の暮れかかるころ、楽人たちの奏でる雅楽の妙なる音色を耳にしながら、女房たちは気持ちを船に残しつつ、紫の上付きの女房たちの待つ『東の釣殿』に寄せられた船から下りた。
簡素だが優美な造りの釣殿に勢揃いした双方の若い女房たちは、いずれ劣らぬ美貌と贅を尽くした衣装は、今を盛りと咲き乱れる花々をこきまぜて織り上げた春の錦にも劣らない。
夕闇が迫ってきたので、庭先に篝火を燈して階段の下の苔の絨毯の上に楽人たちを呼んで演奏させた。
上達部や親王たちも、それぞれが得意とする弦楽器や管楽器を奏でている。
音楽のことなど何も分からない身分の低い男たちまでも、門のあたりにびっしり立ち並んでいる馬や牛車の間で、美しい音楽の心地よさに相好を崩して聴きいっている。
夜が明け初めるころ、秋好中宮は【春の御殿】から微かに聞こえてくる雅楽の調べを羨ましく聞いていた。
『六条院』の中の別の建物にすら自由に出掛けられない中宮という身分は、なんと不自由なことか。
いつも春の陽光に満ちあふれている【春の御殿】ではあるが、訪ねてくる貴族たちの中には、恋の対象になるような姫君のいないことを物足りなく思っていた者もいる。
そんな時、「西の対」に聡明で美しい玉鬘が暮らすようになった。
長く行方不明だったという。
それゆえ源氏がとりわけ大事にしている様子などが、世間にも伝わってくるようになった。
「六条院に若くて美しい女君がいる」という評判が立つと、玉鬘に心を寄せる男たちが日々増えていった。
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安倍晋三氏の口ぐせ、
「沖縄の皆さまの心に寄り添って--」
「これからも、真摯に丁寧に説明してまいります」
これ以上ない絶望的で空虚な言辞を弄する。
国民に平気でウソをつく。
「安倍さんには愛がない」玉城デニー沖縄県知事。
「言葉」に対する愛もなく、
国民を愚弄する便利な道具としか思っていない。