花散里②ほととぎす
内裏(だいり)帝の私的な区域 後半分が後宮 麗景殿(れいけいでん)寝殿造(しんでんづくり)平安時代の都の高位貴族住宅の様式 南面した寝殿を中心として、東・西・北の三方にそれぞれ対の屋を置いた ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆...
View Article花散里③花の散る里
花散里関連系図右下の麗景殿女御は、花散里の姉とは別人 花散里 六條院・夏の町 風俗博物館のち、紫の上に次ぐ立場の源氏の妻になる ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆...
View Article須磨①離京の挨拶
桐壷帝譲位後の系図光源氏 紫の上 東宮(春宮) 藤壷 兵部卿宮(ひょうぶきょうのみや) 継母 左大臣 夕霧 弘徽殿太后 右大臣....光源氏と惟光(これみつ)2008年 たけふ菊人形展:「源氏物語絵巻」から ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆...
View Article須磨②わぶとこたへよ
JR須磨駅 いまも、明石よりずっと鄙びている現光寺の入口に建っている石碑「源氏寺」 現光寺(源氏寺)阪神・淡路大震災による倒壊後、再建。浄土真宗本願寺派源氏が都を落ちて侘び住まいした住居跡。神戸市須磨区近くに、「平家物語」ゆかりの須磨寺 ← 一見の価値あり ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆...
View Article須磨③望京
近畿の古地図 山城(京都・南半部) 摂津(大阪・北西部+兵庫・南東部)播磨(兵庫・南西部) 遣水(やりみず)庭園などに、水を引き入れて流れるようにした室町時代以降は、枯山水(かれさんすい、かれせんずい)に 福祥寺(須磨寺)全景真言宗須磨寺派大本山...
View Article須磨④手紙(和歌)
桐壷帝譲位後の系図光源氏 紫の上 桐壺院 藤壷 右大臣 朧月夜夕霧 六条御息所 月岡芳年画 「在原行平 松風 村雨」「中納言行平朝臣左遷須磨浦逢村雨松風ニ蜑戯図」光源氏のモデルのひとりである在原行平も、なかなかの艶福家。流謫の地・須磨で、松風と村雨のふたりの女性と恋仲になっている国立国会図書館デジタルコレクション ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆...
View Article須磨⑤かげは離れじ
紫の上(若紫)関連の系図光源氏 紫の上(若紫) 北山の僧都 加持祈禱(かじきとう)病気や災難などを祓うために行う密教の儀式 直衣 指貫直衣(のうし) 皇族や公卿(上流貴族)の平常服指貫(さしぬき) 裾を締め括れるように紐を通した袴 ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆...
View Article須磨⑥秘め事
藤壷中宮 風俗博物館 京都市 紫の上と光源氏 風俗博物館 京都駅から徒歩10~15分(バスも)源氏物語の世界や平安時代の宮廷文化についての紹介 ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆...
View Article須磨⑦海女だにつつむ
当ページ関連系図藤壷中宮 光源氏(光君) 紫の上 右大臣 朧月夜 土佐光起画『紫式部』 石山寺 石山寺 「源氏の間」「源氏の間」で執筆する紫式部 奥に、娘の賢子(大弐三位)石山寺参篭中に中秋の名月が琵琶湖に美しく映るのを眺めて、紫式部は『源氏物語』の構想を得たとされる。石山寺から見た十五夜の美しさは「須磨」の帖にあるゆえ、「須磨」から書き始めたとする説がある。 滋賀県大津市 ◇ ◆...
View Article須磨⑧波路へだつる
当ページ関連系図光源氏 紫の上 夕霧 大宮 左大臣 六条御息所 頭中将 映画「新源氏物語」から市川雷蔵の光源氏&若尾文子の若紫(紫の上) 中田康子の六条御息所 ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇返歌とともに、源氏のいない不安と寂しさと、辺鄙な土地でほんの数人の従者たちと侘びしく暮らしている源氏を案じる内容のことが思いやり深く記されている。紫の上からの返歌、〇 浦人の...
View Article須磨⑨悪夢
東京国立博物館所蔵六条御息所(ろくじょうみやすどころ) 元東宮妃で、すべてに恵まれた才色兼備の貴婦人。主要な女君たちのなかで最年長。光源氏より7歳年上。激しい嫉妬に駆られて生霊(いきりょう)と化し、ふたりの女(源氏の正妻・葵の上&愛人の夕顔)を取り殺した。今は、娘の斎宮(伊勢神宮に巫女として仕えた未婚の内親王)に同行して伊勢に下っている。 映画『源氏物語 千年の謎』から夕顔(芦名...
View Article須磨⑪光を頼む
内裏(だいり)帝の私的生活区域後宮(こうきゅう)は内裏の北(後)半分。女御や更衣が住んだ朧月夜は姉の弘徽殿大后が実家に戻ったあと、例外的に「弘徽殿」に住んでいる TBSドラマ『源氏物語』沢田研二の光源氏&八千草薫の桐壺(藤壺)二役桐壺更衣と藤壺中宮と紫の上の三人は、生き写しのように似ている母を覚えていない光源氏の恋路の本流は、藤壺と紫の上光源氏のあくなき恋の遍歴は、「母恋の旅」といえなくもない...
View Article須磨⑫心の闇
当ページ関連系図光源氏(光君) 葵の上 桐壺院 朧月夜 朱雀帝 東宮 弘徽殿大后 右大臣 末摘花(すえつむはな)の屋敷を訪ねる光源氏&惟光 TBSドラマ『源氏物語』沢田研二の光源氏&十朱幸代の葵の上(正妻) ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆...
View Article明けまして おめでとう ございます 平成28年 元旦
謹んで初春のお慶びを申し上げます今年も、『源氏物語』でお騒がせいたします。『源氏物語の世界』がやっと自分の中に入ってきているような気になっております。2016年があなた様にとって良い年でありますように。 本年もよろしくお願い申し上げます 平成28年元旦日本文化論の名著入門...
View Article須磨⑬恋ひわびて
在原行平関連系図弟の業平(『伊勢物語』の主人公)は後世、「今業平 いまなりひら」という言葉ができたほどの美男子。女性でいう「今小町 小町娘」だが、両方ともすでに死語?関守稲荷神社(須磨の関跡)喜多川歌麿画 『在原行平と松風』 月岡芳年画 「在原行平 松風...
View Article須磨⑭須磨の海
須磨の海なるほど、こじんまりとした盆地にひろがる京都の中心部からは、広々とした海原や天空に連なる巨大な山塊などの一大パノラマは見るべくもない。 現光寺(源氏寺)阪神・淡路大震災による倒壊後、再建。浄土真宗本願寺派源氏が都を落ちて侘び住まいした住居跡。神戸市須磨区「須磨」の帖は、ここでの話。もうすぐ、「明石」へ旅立つ。近くに、『平家物語』ゆかりの須磨寺 ← 一見の価値あり ◇ ◆ ◇...
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