藤壷中宮 光源氏(光君) 紫の上 右大臣 朧月夜
土佐光起画『紫式部』 石山寺
石山寺 「源氏の間」
「源氏の間」で執筆する紫式部 奥に、娘の賢子(大弐三位)
石山寺参篭中に中秋の名月が琵琶湖に美しく映るのを眺めて、紫式部は『源氏物語』の構想を得たとされる。
石山寺から見た十五夜の美しさは「須磨」の帖にあるゆえ、「須磨」から書き始めたとする説がある。 滋賀県大津市
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「秘め事がいまなお露見していないということは、光君も気持ちを抑えて周囲に気づかれないように努めておられた」
源氏に冷たい態度を取り続けていた藤壺からの、意外な情愛に満ちた返歌。
〇 このころは いとど塩垂るる ことをやくにて松島に
年ふる海人も 嘆きをぞつむ
光君が須磨の海辺をさすらいながら涙ぐんでおられると思い、尼(海女)のわたしも嘆きを重ねております
朧月夜からの、危険を冒した返歌。
源氏との密会が露見したあと、朧月夜は、源氏の政敵で宮廷を牛耳っている父・右大臣の監視下にある。
返歌は、中納言の君からの手紙の中に忍ばせてあった。
〇 浦にたく 海女だにつつむ 恋なれば
くゆる煙よ 行く方ぞなき
ひっそりとした須磨の浦で塩を焼く海女でさえ人目を忍ぶ恋の火ですもの、まして都で大勢の人目を憚らなければならないわたしの胸にくすぶり続けている恋の煙はどこへも行きようがありません
中納言の君の手紙には、朧月夜が源氏を恋焦がれ、寂しそうで心の晴れることのない鬱々とした日々を送っていることを連綿と書き連ねてあった。
源氏は、朧月夜のつらい立場と気持ちを思いやってふと涙ぐんだ。
二条院て留守を守っている紫の上からの返歌。
返歌とともに、源氏のいない不安と寂しさと、辺鄙な土地でほんの数人の従者とともに侘びしく暮らしている源氏を案じる内容のことが思いやり深く記されている。
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この場に9期生の横山由依がいることに驚き、それから秋元さんの慧眼に感心される方はちょっとしたAKB48通でしょう。
これが、明日12/6結成10周年を迎えるAKBグループのOGを含めたBIG3のようです。
草創期から2012年8月に卒業するまでエースだった前田敦子、総監督として見事にグループをまとめてきた高橋みなみ、そして異形のアイドルだが貢献度大の指原莉乃。
総合プロデューサーとしての戦術だろうが、
秋元康氏はとかくピラミッドを形成したがる