二十二帖 玉鬘
光源氏.太政大臣 35歳
紫の上27 夕霧中将14 玉鬘 21
衣配りきぬくばり
光源氏35歳の年の暮れ、
秋に落成した六條院の『春の御殿』にて。
源氏は各御殿に住まわせている女君たちに
正月用の晴れ装束を紫の上とともに調えていた。
源氏が紫の上のために選んだ十二単装束。
今風の色合いで葡萄染めの紅梅模様。
紫の上の高貴な位を示している。
その年の暮れ。
源氏は玉鬘の部屋の正月飾りを準備させたついでに、『六条院』と
*『二条院』で暮らしている貴婦人たちや女房たちの装束などを用意するよう右近に指示した。
新参の玉鬘の衣装もほかの貴婦人たちの衣装と同程度の品質の織物を、女房たちの衣装もそれぞれ似たような値打ちのものを揃えるよう気を配らせた。
腕利きの職人たちが念入りに仕立てた色とりどりの上等な装束がたくさん届いた。
色合いや意匠は、すべて異なっている。
源氏は紫の上と相談しながらそれぞれの女君たちにふさわしい装束を選ぶ心づもりだったが、なにぶん紫の上は養女の秋好中宮をのぞいて貴婦人たちに会ったことはない。
紫の上はそれぞれの貴婦人に似合いそうな衣装を源氏に見立てるよう勧めた。
源氏はまず、紫の上のために高位を表す葡萄染めの紅梅模様を選んだ。
そして、紫の上に目をやった。
「私の見立てを観察して、女君たちの器量を推し測るつもりですか」
紫の上をからかうと、源氏はそれぞれの貴婦人たちにぴったりと思われる装束を慎重に選んでいった。
明石の姫君には、表は白で裏は赤の桜襲さくらがさねの装束を。
花散里には薄藍色に紅を添えたもの、玉鬘へは紅に山吹の花をあしらった意匠の装束を選択した。
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一事が万事
自民党所属の岡田裕二神戸市議が安倍側近の
西村康稔官房副長官(兵庫9区)に恫喝されたことに反発、
総裁選の支持を安倍候補から石破候補に切り替えたそうです。
岸田文雄政調会長のように
恫喝されて総裁選への立候補を取り止めて
しまった憐れな骨なしが多い中、ちょっと安心しました。
岸田さんの「首相への道」は消えた。
いまの自民党は安倍一派が支配する無法者集団。
小泉進次郎議員は
「本物の政治家」か「カッコだけ番長」か注目される。
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