二十二帖 玉鬘
光源氏.太政大臣 35歳4月~10月
玉鬘 21歳 京・九条
長谷寺
【本尊】 十一面観世音菩薩立像
奈良県桜井市初瀬にある真言宗豊山派総本山
日本有数の観音霊場 『花の御寺』
入山時間
8:30~17:00(4月~9月)
9:00~17:00(10月~11月、3月)
9:00~16:30(12月~2月)
※牡丹まつり期間等時間延長あり
入山料金
大人:500円
中・高校生:500円 小学生:250円
障害者手帳掲示の場合250円
(同伴者1名に限り障害者割引適用)
鎌倉の長谷寺も、『花の寺』として名高い。
他にも、有名無名を問わず「花の寺」は何ケ寺もあるようです。
ちなみに、『いにしえに迷う』で
宿にしていた新薬師寺は「萩の寺」です。
玉鬘一行と右近一行は、長谷寺に参詣。
玉鬘と乳母は右近に伴われて『内陣』で参拝した。
右上には2本の杉の木が描かれ、
舞台の下には初瀬川が流れている。
右近が前方を歩いている乳母たちを注意して眺めると、一行の中に若い女の旅姿があった。
後ろ姿は際立って気品があるが、身に着けている衣装などは粗末で足取りはおぼつかない。
右近は、長年さがしていた玉鬘に違いないと確信した。
歩きなれてないうえに母・夕顔の死を聞かされたばかり、よろけるように足を運んでいる。
右近は、愛おしさが込み上げて目頭が熱くなった。
長谷寺の本堂は、諸国からやってきた大勢の参詣客で混み合っていてひどく騒がしかった。
右近たちには、あらかじめ【本尊】の近くに場所を用意してあった。
寺側には、右近が源氏の六条院に仕えていることが分かっている。
一方、初めて参詣する玉鬘や乳母たちには、【本尊】から遠い場所をあてがわれた。
そのことに気がついた右近は手招きして、
「こちらにいらっしゃいませんか」
玉鬘と乳母は、豊後介たちを残して場所を移った。
右近が乳母に、
「わたしはもともと賤しい身分ですが、源氏の君のお邸にお仕えしておりますので、旅先で無礼な扱いを受けるようなことはありません。
人々が大勢集まる場所では、田舎者と見ると、とかく柄の悪い連中がからかったり侮ったりします」
本堂は参籠の人々であふれ落ち着いて話すことが出来なかったので、翌日は右近の知り合いの寺の宿坊に移って、夕顔の思い出話などをして過ごした。
乳母たちは三日間参籠する予定だったので、翌朝、右近は互いの連絡先を知らせ合ってから先に都へ帰っていった。
・参詣さんけい 神社仏閣に訪れること
・参拝さんぱい 訪れた場所で神仏を拝むこと
・参籠さんろう 祈願のため、寺社などにある期間こもること
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富士山に1度も登らぬばか、2度登るばか
He who climbs Mount Fuji is a wise man;
he who climbs it twice is a fool.
オバマ前米大統領が演説の中で引用しています。
私は大バカ者だから3度登りました。
富士山から望むご来光
山岳地帯と違って独立峰の富士登山は
比較的楽なので、まだ眺めていない方はお薦めです。
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