第二十二帖 玉鬘
光源氏.太政大臣 35歳4月~10月
瀬戸内海の風景
昔、ギリシャのアテネからイタリアのブリンディシ
まで、地中海を船で旅したことがあります。
同じ内海ですが、瀬戸内海と地中海ては
島々の織りなす景観がまるで違う。
繊細と荒削り、島国的と大陸的。
日本人は箱庭的な『美』を好み、盆栽が『日本美』の象徴
『大宰府政庁』 跡
太宰府は、大和朝廷が朝鮮半島および大陸との外交窓口、
辺境防衛のための軍事統括、貿易管理、
西海道「九国三島」の統治
を目的として筑紫に置いた出先機関。
一方、夕顔の頓死を知る由もない乳母は、行方が分からなくなった夕顔を捜したが、何の手がかりも得られなかった。
ほどなく、乳母の夫が『太宰少弐』(大宰府政庁の次官)となり、筑前国に赴任することになった。
出かけるにあたって、玉鬘を父である頭中将に託すことも考えたが、継母の北の方にいじめられるかも知れないと案じて、玉鬘を伴って草深い筑前国に下ることとした。
四歳にしてすでに気品をそなえている玉鬘をなんの設備も飾り気もない舟に乗せて漕ぎ出すときは余りにも哀れであった。
瀬戸内の海を頼りなげに進んでいるとき、玉鬘は母・夕顔に会いたいのか、何度となく乳母に尋ねた。
「このお舟、母上の所へ行くの」
幼い玉鬘が可哀そうで乳母や娘たちが忍び泣くたびに、太宰少弐が抑えた声で制した。
「舟路に不吉だから、泣くのはやめなさい」
「夕顔さまにお見せしたいものですね」
これまで一度も見たことがなかった瀬戸内海の風景の美しさに感激した娘たちがいうと、乳母がすかさず、
「夕顔さまがいらっしゃれば、都を離れることもなかったでしょう」
大宰府に着いた。
乳母と娘たちは遥かに遠い霞の先にあるような都を思いやって懐かしさに涙を流すことも度々あるが、玉鬘を心から大切に思って世話をしながら暮らしている。
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柳瀬唯夫氏の親御さんは、国民の大部分がウソと見抜いて
いる言い逃れを、安倍晋三政権によって強要されて
いる息子の立場をどう思っておられるのだろう。
本当のことを言ってほしいのだろうか。
あるいは、せっかくキャリア官僚になった息子の将来
のため、権力者の意向に従うのは仕方がないのだろうか。
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絶望名言
発見の旅とは、
「新しい景色を探す」ことではない。
「新しい目で見る」ことなのだ。
マルセル・プルースト
フランスの作家 1871~1922