第二十帖 朝顔
光源氏の内大臣時代 32歳九月~冬
藤壺姫宮→藤壷女御→藤壺中宮→藤壺尼宮/藤壺准太上天皇
光源氏の「永遠の女性」 (5歳年長)
亡き母・桐壺更衣と瓜二つ
冷泉帝は、夫・桐壺帝ではなく光源氏とのあいだの不義の子
若紫→紫の上
藤壺の姪
藤壺に生き写しで「理想の妻」だが、
事情があって「正妻」ではない。
朝顔姫宮の出現以来、光源氏が「正妻」
に迎えるのではないかと不安に思っている。
朝顔姫宮が「正妻」になることはないが
もっと強力なライバルが--。
しかし、光源氏の「掌中の珠」でしかなく
影の薄かった紫の上の存在感が立ち上がる。
縁先に残っている少女たちは、止まってしまった雪の玉を指差しながら可笑しそうに笑っている。
部屋の中では源氏が紫の上に、女君たちのことを語り始めた。
「何年か前、藤壺中宮のお庭でも雪の山をお作りになりました。
昔からある遊びですが、あちらではちょっとしたことでも珍しい趣向を凝らしておられたものです。
藤壺尼宮が亡くなられたことは本当に残念でなりません。
尼宮はいつも私には距離をおいておられましたが、宮中で御暮らしの頃は、相談相手としてはお考えくださいました。
私もことある毎にご相談申し上げました。
才女ぶったところはみじんもありませんでしたが、いつも私が満足するように取り計らって下さったものです。
この世の中ににあれほどのお方がいらっしゃいましょうか。
女らしくしとやかで、慎み深いなかに教養の深さは並ぶものがありませんでした。
あなたは尼宮のお血筋を引いておられるのでよく似ていますが、焼き餅がひどく、利が勝ちすぎているところが難点です。
朝顔姫宮のご性質は尼宮とはまた違います。
もの寂しい時に、これという用事がなくても便りをやりとりするようなお方は、もう姫宮だけになりました」
紫の上、
「朧月夜様は、とても聡明で教養の深い方と伺っております。
軽率なお振る舞いをなさるような方とは思われませんのに、どうしてあのような不可思議なことが起きたのでしょう」
もののけ姫 [Blu-ray] 7,344円 Amazon |
価格:2,236円 |
昨年末の紅白歌合戦、AKB48が出演しているモニターを生駒里奈
が楽屋で目に涙をためて食い入るように見つめていました。
敬愛しているという渡辺麻友のアイドルとしての「最後の姿」を
目に焼き付けようとしているのかなと思っていました。
まさか、自分の「卒業」と重ね合わせていたとは。
生駒里奈にとって渡辺麻友は
アイドルとしての「光」だったそうです。
絶望名言
ただ幸福になりたいと望むだけなら簡単だ。
しかし他人よりも幸せになりたいというのならば、それは困難。
我々は、他人はみんな実際以上に幸福と思っているからである。
モンテスキュー
『三権分立論』を唱えたフランスの啓蒙思想家 1689~1755