第二十帖 朝顔
光源氏の内大臣時代 32歳九月~冬
寝殿造平面図
朝顔姫宮と女五の宮が【西対】と【東対】にそれぞれ住んでいた。
女五の宮関連系図
光源氏 女五の宮 桐壺院 大宮 桐壺院
朱雀院 式部卿宮/桃園式部卿宮
久しぶりに源氏が訪ねてくれたことが嬉しいのか、女五の宮は取るものも取り敢えず甥と対面した。
すっかり老け込んでいて、ときどき苦しそうに咳き込んでいる。
姉にあたる源氏の義理の母、大宮はまだ姿も声も若々しいのに、妹は肌に衰えが目立ち声にも張りがない。
「桐壺院がお崩かくれになってからというもの、何もかもが心細く思われます。
その上、式部卿宮まで先立たれました。
わたくしなど、かすかに命を永らえております。
しかし、こうして光君の立派なお姿を拝見していると日頃の憂さを忘れられそうです」
源氏は叔母上もお年をとられたものだと思いながら、
「桐壺院がお隠れになられて以来、すっかり世の中が変わってしまいました。
昔、わたしは身に覚えのない罪によって海辺の寒村で侘しい暮らしをしておりましたが、急に朱雀院から都に戻るようお許しが出ました。
帰京すると朝廷での政務に忙しく、ここ数年、気にかけてはおりましたが、叔母上をお訪ねすることはできませんでした」
女五の宮は声を震わせながら、
「光君はお年を重ねられるにつれて本当に立派になられました。
お小さいころ初めてお目にかかった時など、こんなに美しく輝く皇子がよくぞお生まれになったものと心底おどろいたものです。
それからお会いするたびに、あまりの美しさに薄命ではないかと心配になりました。
今上帝と光君は瓜二つと世間では噂しておりますが、やはり帝のほうが見劣りするとわたくしは思っております」
面と向かって褒められ、源氏は面はゆかった。
「時々でも光君にお目にかかれたら、余命いくばくもないわたくしの寿命もその度ごとに延びることでございましょう
今日は老いを忘れ、憂き世の悲しみも消えてしまったようです」
そういうと、女五の宮はまた泣いた。
レ・ミゼラブル (2012) (字幕版) Amazon |
吉永小百合 ザ・ベスト 2,376円 Amazon |
「最終的かつ不可逆的に解決」
したはずの慰安婦問題を、大統領が
朴槿恵パク・クネから文在寅ムン・ジェインに
変わったとたんに蒸し返す韓国には困ったもの。
しかも手をつないでいる三人は韓国と
中国と親日国であるフィリピンの少女たち。
こんなに大きな『慰安婦像』が
公有地に建っていれば、サンフランシ
スコ市