光源氏を演じた俳優たち①
長谷川一夫 藤壺/木暮実千代
映画『源氏物語』 初の映像化作品 1951年
市川雷蔵 葵の上/若尾文子 六条御息所/中田康子
映画『新源氏物語』 1961年
琵琶 琴 和琴 箏
日本で、「こと」と呼ばれる楽器は5種類。
①琴(きん) ②箏(そう) ③和琴(わごん)
④一絃琴 (いちげんきん/須磨琴とも) ⑤二絃琴 (八雲琴)
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
源氏は従者たちに命じて、明石の君の上京を祝うための準備をさせたり、自分が【大堰の館】に出かけたときに使う部屋を整えさせたりしたが、なかなか足を運ばなかった。
というのは、明石の君が都の近くに来ていることで、紫の上の気持ちを傷つけないようあれこれ口実を考えているうちに、またたくまに数日がたってしまったのである。
一方、明石の君は、もともと一抹の不安を拭えないまま上京して来たのだが、源氏が何日も姿を見せないので、明石で暮らしていた頃よりもっと源氏の気持ちが分からなくなっていた。
物思いが重なるにつれて、明石での生活が懐かしくなった。
他にすることもないので、以前、源氏が帰京するときに形見として置いていった「琴」を取り出して気ままにかき鳴らした。
すると、涼しい秋の風が吹きわたっている寂しい静かな山里に、「琴の音」と「松風」が不思議なほどに共鳴して鳴り響いた。
尼君は、娘以上に源氏の来訪がないことを案じている。
〇身を変へて ひとり帰れる 山里に
聞きしに似たる 松風ぞ吹く
世を捨てて尼の姿となり、あの人を残してひとり帰ってきたこの山里に、明石の浦で聞いた覚えのある松風が吹いていることよ
明石の君、
〇故里に 見し世の友を 恋ひわびて
さへづることを 誰れか分くらむ
故郷の明石で親しかった人々を恋いしくまた懐かしく思いながら奏でる琴の音を、誰がそれと聴き分けてくれましょう
源氏は、明石の君がすでに【大堰の館】に到着して自分の訪れを待っていることを知りながら、紫の上の気持ちを忖度して何日間も躊躇していたが、ついに出かけることにした。
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安倍さんは、 『人心一新』のため、八月初旬に「内閣改造」をするらしいが、もし安倍晋三・菅義偉両氏が内閣に残るのならば、けっして『人心一新』にはならない。
「改造」と称して現内閣の【尻尾】を何本か切ったところで、じめっとした日本列島を覆っている腐臭の要因である