光源氏内大臣31歳 紫の上23 朱雀院34 女院/藤壺尼宮36
冷泉帝13 秋好/梅壺女御22 権中納言/頭中将36 弘徽殿女御14
冷泉帝の住む『清涼殿』の上(北)に、『弘徽殿』。
その西に、『藤壺』。その北に『梅壺』
【物語絵】 「古典文学」や「仏教説話」の象徴的な場面を絵画化した作品。
日本美術にゆたかな実りをもたらしてきた。
「車争図屏風」東京国立博物館所蔵 葵の上vs六条御息所
一条大路は、「禊の儀式」に同行している光源氏をひと目見ようとやってきた見物の牛車で立て込んでいて、車を止める場所がない。
葵の上の従者たちは前の車を押しのけて止めようとしたが、それは六条御息所の牛車だった。
双方の従者が乱闘となり、無勢の御息所の牛車は破壊される。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
梅壺女御の趣味が絵画であることを知った冷泉帝は、翌日の昼から、それまでの【弘徽殿】ではなく【梅壺】に通うようになった。
『物語絵』や『月次絵』を広げて楽しそうに鑑賞したり、それぞれ心の赴くままに絵筆をとったりした。
年の差を超えて、ふたりの気持ちは急速に接近する。
弘徽殿女御にしてみれば、入内して以来ずっと明るいうちに遊びに来ていた帝が急に来なくなったのだ。
頭中将が慌てふためいたのは言うまでもない。
帝の足が【弘徽殿】から遠のいた理由を調べた。
すると、特に娘に原因があるわけではなく、「絵」という共通の趣味が冷泉帝と梅壺女御をとの距離をグット近づけていることが分かった。
持ち前の負けん気が、頭をもたげる。
頭中将は、世にあるすぐれた「絵」を集められるだけ掻きあつめた。
それでも足りないと思えば、何人もの絵の上手を自邸に招いて厚遇で作品を描かせた。
頭中将は、とりわけ「物語絵」を好んだ。
「物語絵は眺めているだけでワクワクするし、興趣深くもある」
もちろん、絵師たちには「物語絵」だけでなく、絵の内容を説明する詞書ことばがき付きで、「月次絵」も描かせた。
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相変わらずのお友達内閣。
やはり類は友を呼ぶのか、安倍さんのミニチュア版が多すぎる。
人の意見を聞かない、まともに答えない、すぐに顔を真っ赤にして怒りだす。
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「『パン屋』は郷土愛不足だから『和菓子屋』にすべき」と道徳の教科書検定。この伝で言うと、『ケーキ屋』は『饅頭屋』に、『ホテル』は『宿屋』に。安倍
氏にはこういうのが「美しい国」であり、「取り戻した日本」なの