滋賀県大津市 石山寺の「紫式部像」①
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JR京都駅から石山駅まで新快速で13分。
石山寺東大門
東寺真言宗大本山 西国巡礼十三番札所
東大門の『仁王像』は、運慶・湛慶作
源氏苑
源氏の間
紫式部が、『源氏物語』」を執筆したと伝えられる部屋。
伝承では、寛弘元(1004年)、紫式部が石山寺に参篭した際、八月十五夜の名月の夜、「須磨」と「明石」の帖の着想を得たとされる。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
帰京の二日前、源氏はいつもより早く、まだ夜が更けないうちにやって来た。
久しぶりにまだ明るさの残る中で見る明石の君は、気品が備わっているだけでなく表情が豊かで美しい。
近いうちに、しかるべき手筈をととのえて都に迎えると約束した。
〇 このたびは 立ち別るとも 藻塩焼く
煙は同じ 方になびかむ
いったんお別れしますが、藻塩を焼く煙が同じ方向になびくように、都でともに暮らしましょう
〇 かきつめて 海人のたく藻の 思ひにも
今はかひなき 恨みだにせじ
海人(あま)が藻をかき集めて焼く火のように思いが一杯ですが、いまは仕方がないので恨みは致しません
明石入道は一体いつ準備していたのか、源氏一行の旅立ちのためにあれやこれやと贅を尽くしていた。
全員の旅装束はもとより、都への土産もいろいろ考えて気の利いた物を数々そろえている。
源氏が着用する狩衣(かりぎぬ/公家の普段着)に、和歌が一首忍ばせてあった。
明石の君、
〇 寄る波に 立ちかさねたる 旅衣
しほどけしとや 人の厭はむ
何度ともなく涙に濡れて縫い上げたこの旅装束を、源氏の君は気に入ってくださいましょうか
源氏、
〇 かたみにぞ 換ふべかりける 逢ふことの
日数隔てむ なかの衣を
お互いに形見として衣服を交換しましょう。また逢える日まで、私たちは長く隔てられるでしょうから
源氏は、「せっかくだから」と、さっそく明石の君が縫ってくれた狩衣に着替えた。
そして脱いだ服を、明石の君に渡した。
明石の君は、源氏の衣服にしみ込んだ馥郁とした移り香をかぐたびに、源氏恋しさが募るのではないだろうか。
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小池百合子vs内田茂 (闇に初めて光が当たった)
小池vs森喜朗 (かつては派閥の領袖と一議員)
都民を巻き込んで、「情報開示」を要求すれば勝負あり。
安倍さんのボスでもある森氏を追い詰めることはあるまい。
戦前回帰指向の「自民党憲法草案」は、天皇
を「象徴」ではなく「元首」と位置付けている
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明石26移り香
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