桓武天皇の延暦13年(794)から平清盛の福原遷都(1180)を除いて、明治2年(1869)の東京遷都まで1000年あまりの都
大内裏(だいだいり)は、現在の二条城周辺にあった
大内裏 宮城とも
内裏を中心として、政府諸官庁を配置した
いまの東京の、皇居~永田町~霞が関 界隈に相当
内裏(だいり)
帝の私的生活区域
内裏の北(後)半分は後宮(こうきゅう)。女御や更衣が住んだ
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当ページ関連系図
光源氏 明石の君 朱雀帝 右大臣
明石入道 弘徽殿大后 故・桐壺院
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
朱雀帝は亡き父桐壺院に睨み付けられて以来、眼病を患って苦しんでいる。
眼病平癒のため、宮中で何回ともなく物忌みを執り行った。
・ 物忌(ものい)み 一定期間飲食や行動を慎み、不浄を避けること
そんな時、祖父の太政大臣(系図では右大臣)が亡くなった。
年齢的には天寿を全うしたのだが、帝の周辺では不吉なことが次々に起こった。
母の弘徽殿大后もどことなく具合が悪そうで、日ましに弱ってゆく。
自分の眼病のことといい、帝の嘆きは尽きない。
「源氏の君が無実の罪で流浪の身でおられるうちは、その報いを受けるのかもしれません。やはり都に戻ってもらい、もとの官位を授けましょう」
たびたび大后に相談を持ち掛けるが、大后はその都度いましめた。
「罪に問われることを恐れて都を去った人を3年もしないうちに赦せば、都中にどんな噂が立つことでしょう」
子供のころから祖父と母に逆らったことのない帝は、気力も決断力も欠いている。
ためらっているうちに、月日が流れて、ふたりの病気がますます重くなっていった。
秋の明石は、特有のしみじみとした浜風が吹き渡ってくる。
ひとり寝の寂しさが身に染みるようになった源氏は、明石入道に話をもちかけた。
「姫君を、こちらにお迎えしたいのですが」
当時は、男が女の家を訪ねる「通い婚」である。
しかし、源氏のほうから娘のもとへ出かける気はないようだ。
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50年前の昨日(6月29日)、ビートルズ初来日。
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ビートルズの楽曲はなぜ、いつ聴いても新鮮に響くのか。
彼ら(ジョン・レノンとジョージ・ハリソンはすでに鬼籍入り)の母国・イギリスはいま、蜂の巣をつついたような歴史的転換点にある。英国がEUを離脱するうえに、もしトランプがアメリカ大統領になれば世界はますます
先の見えにくい混沌状態になろだろう