
紫の上と光源氏 風俗博物館 京都市

映画『千年の恋 ひかる源氏物語』
吉永小百合の紫式部と常盤貴子の紫の上。源氏は天海祐希

母・桐壺更衣の実家で誕生→①内裏の淑景舎(しげいしゃ
:桐壺)→②二条院 母里を桐壺帝が改築
→③六条院(六条御息所の邸跡を改築)
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
来る日も来る日も暴風雨にさらされ稲妻や雷鳴に神経をすり減らしているうちに、源氏は都にいる息子の夕霧や紫の上たちのことがひどく気がかりになってきた。
「都もやはり似たような悪天候だろうか」
屋敷から頭を出すこともできないほどの暴風雨ゆえ、訪れる者は一人もいない。
「このまま身を滅ぼしてしまうのだろうか」

そんなとき、二条院を守っている紫の上が使いを寄越してくれた。
屋敷にたどりついたときは全身ずぶ濡れで、気の毒なほど疲れ果てていた。
道ですれ違えば人か獣か見分けがつかないほど、みすぼらしい姿である。
しかし、紫の上からの使いというだけで、源氏にはとても懐かしくしみじみと嬉しかった。
荷物の中に手紙が入っている。

「空を閉ざすかのように打ち続く雨風に気持ちまでが塞がって、もう何日間も心の晴らしようがございません。
そちらはどれほど激しく嵐が吹き荒れていることでしょう。
心配で心配で、毎日、袖を涙で濡らしております」
〇 浦風や いかに吹くらむ 思ひやる
袖うち濡らし 波間なきころ
須磨の浦風はどんなにか激しく吹き荒れていることでしょう。光君を思い、私の袖は涙の波で乾く暇もなく濡れている今日この頃です

いつ都に戻ってくるのかすら分からない源氏を待ち続ける寂しさと悲しさを、連綿と書き連ねてある。
源氏の目には涙があふれ、愛しさで胸が痛くなってきた。
使いの者に都の様子をあれこれ尋ねると、たどたどしいが懐かしい京ことばで話してくれた。
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