光源氏 藤壺 東宮(春宮) 朱雀帝 右大臣
葵の上(源氏の正妻&左大臣の娘&頭中将の妹)
律令官制度
太政大臣ぱ常設ではなく、通常は左大臣がトップ
『源氏物語』では、朱雀帝在位中は右大臣が帝の「外祖父」ゆえに実権を握っている
桐壺院亡き後、左大臣の娘(葵の上)を正妻とする源氏は分が悪い。源氏と藤壺の息子である東宮が、順調に即位すればいいのだが--。
源氏の母・桐壺更衣の父は大納言、「いとやんごとなききはにはあらぬ」ので、中宮や皇后にはなれない
ちなみに、平清盛を反面教師として、源頼朝は宮廷政治の煩わしさを嫌い、都からとおい鎌倉に幕府を開く
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
天空には稲妻が四方八方に走り、雷鳴がとどろき、今にも雷が落ちてきそうな気配である。
恐怖のあまり足がすくんでいる者もいる。
源氏は従者たちに守られて、 ほうほうの体で屋敷にたどり着いた。
しかし、高潮が不気味な波の音ともに屋敷のすぐ下まで押し寄せている。
「これほどひどい目に遭ったことは、これまで一度もございません」
惟光がずぶ濡れになった衣服を両手で絞りながら口にすると、源氏、
「天候の急変には、なんらかの前触れがあるものだが---」
外では依然として、短い間隔で神経をヒヤリとさせる稲光が閃くや一瞬後に耳をつんざくような雷鳴が轟いている。
雨脚が地面を抉りだしているかのような大音を立てて、激しく降っている。
「このまま、世の中が滅びてしまうのでしょうか」
従者たちの顔から血の気が引いている。
源氏は呼吸を整えて、経を読みはじめた。
日暮れ時になると雷は少し鳴り止んだが、風は夜通し吹きすさんだ。
高潮は、幸い徐々に引いている。
「もうしばらく高潮がこちらへ寄せていれば、私たちはみんな波に呑みこまれて海に流されていたでしょう」
従者たちは、ほっとした表情で話している。
「高潮に襲われたらそれこそ何をする余裕もなく命を奪われると聞いてはいたが、まさか自分がこんな恐ろしい目に遭うとは思いも寄りませんでした」
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