光源氏 藤壷中宮 東宮(春宮)
女房装束(しょうぞく)
国宝「源氏物語絵巻」復元模写 徳川美術館蔵 名古屋市
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
藤壷中宮は僧たちに祈禱を頼んでまで自分への恋を諦めさせようとしたが、どういう手を使ったのか、ある日、思いもかけぬことに、源氏が中宮の部屋に忍びこんできた。
だれか女房に導かれたのではなく、自分で周到に計画して忍びこんだようで、女房たちは誰も気がつかなかった。
幼い頃からずっと憧れてきた中宮を目の当たりにすると、源氏は、はかない夢のような遣る瀬ない心持ちになって子供のように思いっきり泣きじゃくりたかった。
そして、筆には尽くせないほどに切々と思いの丈を訴えるが、中宮はますます氷のような冷たい表情をよそおって耳をかたく閉じた。
源氏の激しい恋情を跳ね返さねばならない。
中宮は、心の中でつよく念じた。
「東宮の立場と行く末を、すこしは考えてください。東宮に災厄が降りかかったらどうするのですか」
心にかたい鎧をきて必死に東宮を守ろうとするが、生来、心根のやさしい中宮のこと。
ほどなく、胸が苦しくなってうつぶしてしまった。
王命婦(右)と弁の君 風俗博物館
近くに控えていた王命婦(おうみょうぶ)や弁の君たちが、あまりの痛ましさに慌てて近よって声をかける。
「中宮さま!!中宮さま!!」
源氏は、中宮のあまりのつれなさに呆然と突っ立っている。
もう明け方近いというのに、源氏は自分が今どこで何をしているのかさえ分からなくなっていた。
国宝「源氏物語絵巻」を読む/和泉書院
¥3,024
Amazon.co.jp
ヒトラーとナチ・ドイツ (講談社現代新書)/講談社
¥994
Amazon.co.jp
自民党若手の「文化芸術懇話会」(代表:木原稔衆議院議員 45歳)での言論封殺を狙った暴論の数々を、発言者名と選挙区とともに列挙します。
次の選挙のとき、投票の判断材料にしてください。
それにしても、「文化芸術懇話会」とは、なんと高尚な名称でしょう。
しかし、なんと低俗で卑劣な実体でしょう。
大西英男衆院議員(68 東京16区、当選2回)
「マスコミを懲らしめるには、広告料収入がなくなるのが一番。政治家には言えないことで、安倍晋三首相も言えないことだが、不買運動じゃないが、日本を過つ企業に広告料を支払うなんてとんでもないと、経団連などに働きかけしてほしい」
・少子化問題で質問中の上西小百合議員に対するセクハラやじで問題になった前科があります。
「まず、自分が子どもを産まないとダメだぞ」
井上貴博衆院議員(53 福岡1区、当選2回)
「福岡の青年会議所理事長の時、マスコミを叩いたことがある。日本全体でやらなきゃいけないことだが、スポンサーにならないことが一番(マスコミは)こたえることが分かった」
長尾敬衆院議員(52 比例近畿ブロック、当選2回)
「沖縄の特殊なメディア構造をつくったのは戦後保守の堕落だ。先生(百田尚樹)なら沖縄のゆがんだ世論を正しい方向に持っていくために、どのようなアクションを起こすか。左翼勢力に完全に乗っ取られている」
今この時期に、安倍晋三という人物と安倍自民党の体質が、国民に見える形で表にでたことは、
とっても良かったと思っています
↧
賢木 26恋情
↧