内裏(だいり)
清涼殿 弘徽殿(こきでん) 承香殿(しょうきょうでん)
立蔀(たてじとみ)
縦横に組んだ格子の裏に板を張り衝立(ついたて)のように作って屋外に置き、目隠しや風よけとした
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源氏はお忍びゆえひどく質素な身なりだが、それはそれで見事な男っぷり。
源氏が朧月夜の局(つぼね)から出てきたとき、たまたま右大臣の一族である承香殿の女御の兄・藤の少将が、月あかりが少し影を作っている立蔀の側に立っていた。
そのことに気がつかないで前を通り過ぎたことは、源氏、一生の不覚。
「源氏が、朧月夜の部屋から出てきた」
この事実が、ただで済むわけがない。
弘徽殿大后ら源氏を宮中から排除したい勢力は、朧月夜が朱雀帝の寵姫でもあり最大限利用するだろう。
「帝に対して、謀反の心あり」と騒ぎ立てることができるのだ。
加持祈祷(かじきとう)
病気や災難などを祓うために行う祈祷orその儀式。印を結び真言を唱え、幾つかの象徴的器具を用いて行う
源氏は自分に対してよそよそしい態度を崩さない藤壷中宮を「立派な方だ」と感心する一方、身勝手な気持ちからすれば冷たくされるのはやはり辛く恨めしい。
中宮は、桐壺院亡きあと参内するのが億劫で怠りがちだが、東宮に久しく会っていないことをとても気がかりに思っている。
右大臣全盛の世に、東宮と中宮には源氏のほかに頼れる人物がいない。
そういう認識があるのかどうか、源氏はいまだに中宮に執着して迫ってくる。
東宮をふくめて3人の秘密が、もし世間に知れたらどうなることか。
中宮自身には何があっても構わないが、東宮だけは命をかけても守らなければならない。
源氏は、東宮の父親ではないか。
(中宮は東宮を守るために父親は亡き桐壺院という体にしているが、源氏は自分の息子であることが分かっている)
中宮は僧たちに祈禱を頼んでまで自分への恋を諦めさせようとしたが、どういう手を使ったのか、ある日、思いもかけぬことに、源氏が中宮の部屋に忍びこんできた。
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若手だけではなく、谷垣禎一氏が安倍政権の番犬をやっていること自体、自民党議員の劣化であり腑抜け化ではないか。
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「沖縄の二つの新聞社(沖縄タイムスと琉球新報)は、つぶさなあかん」百田尚樹。翌日、「本当に潰れてほしいと思っている」新聞社として「朝日」、「毎日」、「東京」を名指し。
安倍さんと百田氏は意気投合して、共著をだすほどの仲良し小好し。二人とも、「読売」と「産経」は大好きなんだろう。
籾井勝人氏を権柄尽くでNHK会長にねじ込み、百田氏をNHKの経営委員(今は辞職)にして、世間の顰蹙を買ったのはそう昔のことではない。
それ以来、「みなさまのNHK」から、「安倍さまのNHK」へ。
憲法の番人たるべき「内閣法制局」とお金の
元締めである「日本銀行」もまた、安倍さまの
「友達を見ると、その人の人となりがわかる」
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賢木25源氏と藤壷
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