国宝 大山不動尊五檀護摩法要
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いわば敵側の女だが、まだふたりの関係は続いている。
宮中で、「五壇の御修法(加持祈祷)」が始まった。
・五壇の御修法 (ごだんのみずほう)
帝の祈りに際し、息災・増益・調伏のために五大明王を
東・南・西・北・中央の五壇に祭って行う密教の修法
修法のために、朱雀帝が慎しんでいる隙間をねらって、源氏は久々に朧月夜と夢のようにはかない逢瀬を楽しんでいる。
女房の中納言の君が、源氏を、朧月夜の待つ「弘徽殿の細殿の局」に招きいれたのだ。
弘徽殿の細殿の局は、ふたりが初めて出会った場所である
源氏と朧月夜の出会いの場 弘徽殿の細殿の局
御修法のため、局の前の廊下を人々がひっきりなしにバタバタ足音を立てて行き交っている。
誰かがいきなり局に入ってきたらと、ふたりは気が気でなかった。
源氏は、朝に夕に見なれていても、なおいつどこで眺めても息をのむように美しい男だ。
まして滅多に会えないならば、しかも一時の逢瀬ならばいかばかりか。
朧月夜も、いままさに女盛り。
身分の高い女に備わっている重々しさにはやや欠けるが、優美で若々しく女の魅力にあふれている。
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公明党の議員は、瀬戸内寂聴さんの「思い」をなんと聞く。
○ 踏まれても ついてゆきます 下駄の雪
ある自民党幹部が、公明党を揶揄してうっかり口を滑らせた都都逸です。
与党の甘い汁を吸っていたいばかりに、戦争への道を突き進む、「殺生」そのものの「集団的自衛権」
に賛成している仏教徒集団とは、いったい