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Channel: 吉備路残照△古代ロマン
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賢木⑰近親婚

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内裏 内裏(だいり)
梅壷(うめつぼ) 清涼殿(せいりょうでん) 藤壺(ふじつぼ) 
弘徽殿(こきでん) 登花殿(とうかでん) 
朧月夜の君 
源氏朧月夜の出会いの場面

   ◇   ◆   ◇   ◆   ◇   ◆   ◇

もとはといえば、尚侍(ないしのかみ)・朧月夜(おぼろづきよ)は最有力の東宮妃候補だったが、源氏との密通が露見して入内できなくなったのだった。

尚侍は今をときめく右大臣の娘だが、攻撃的で激しい気性の父や姉(弘徽殿大后)(こきでんおおきさい)とは性格がずいぶん異なっている。

明るく活発な人柄だが、言葉も立ち振る舞いも上品である。

また、源氏左大臣側の人々を敵視していない。


朱雀帝(すざくてい)は大勢の女御(にょうご)や更衣(こうい)たちの中でも、格別に尚侍を寵愛した。

ちなみに、尚侍朱雀帝の叔母。

当時は身分社会でもあり、今では考えられないほど限られた狭い世界で、恋愛も婚姻も繰り広げられたのだろう。

「近親婚が何代にもわたって続けば、どんな子供が--」と、もう過ぎ去ったことだが、つい心配になる。


桐壷院亡きあと、弘徽殿大后は実家(右大臣邸)にいることが多くなった。

そして参内(さんだい)するときには梅壷を当てたので、清涼殿にちかく、藤壺と並んで格式の高い弘徽殿は、妹の尚侍にあてがわれた。

尚侍がそれまで住んでいた登花殿が暗くて陰気だったのに対して、弘徽殿は明るくて光があふれている。




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国として、恥ずかしくはないのだろうかペタしてね


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