![みかよのもち](http://stat.ameba.jp/user_images/20150217/21/asaborake/8d/7f/j/t01600120_0160012013221189250.jpg)
以下、風俗博物館
![三日夜の餅](http://stat.ameba.jp/user_images/20150217/21/asaborake/3e/42/j/t02200165_0320024013221183601.jpg)
結婚三日目の夜、三日夜の餅が饗された。
![香壷の箱](http://stat.ameba.jp/user_images/20150217/20/asaborake/f7/62/j/t02200101_0319014713221160225.jpg)
香壺(こうご:香を入れるつぼ)と香壺を入れる箱
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
掛け布団を引きのけると、若紫は汗びっしょりで、額の髪もひどく濡れている。
「あっ、いけない。これは大変だ」
源氏は色々と苦心して慰めようとするが、若紫は心の底から「ひどい!」と思っているので一言も返事をしない。
「分かりました。もう、お目にかかりますまい。とんだ恥をかいたものです」
怨みごとをいいながら硯箱を開けると、返歌が入ってない。
「なんと子供っぽいことか」
そんな若紫をいっそう可愛らしく思って、一日中、御帳台に入ったまま言葉を尽くして御機嫌をとるが、いっこうに打ち解けない若紫がますます愛おしくなった。
ちなみに、当時の男女の関係はたいてい強姦から始まった。
お互い顔を知らないまま、女房の手引きによって男が女の寝室に忍びこむ。
源氏にとって「永遠の女性」である藤壺のときもそうだった。
幼い頃から添い寝していた、「理想の妻」である若紫(のちの紫の上)は例外だ。
そして男が3日間つづけて通えば結婚が成立し、三日夜の餅を食べる。
惟光(これみつ)が、源氏に頼まれていた「三日夜の餅」をずいぶん夜が更けてから持ってきた。
「少納言に結婚のしるしの三日夜の餅をもたせたら、姫君は恥ずかしく思われるだろう」
少納言の娘の弁(べん)を呼んで、三日夜の餅のはいっている香壷の箱をわたした。
「これを、姫君の枕元に差し上げてください。ご祝儀のものです。大事に扱ってくださいね」
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