上賀茂神社
下鴨神社
賀茂祭(葵祭)絵巻一部 下鴨神社蔵
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
「女たちに恥をかかせてはならない。どの女も傷つけてはならぬ。女の恨みを負うてはならぬぞ」
桐壺院の叱責を浴びながら、源氏はもっとずっと深刻なことに思いが及んで、身体が小刻みに震えていた。
「不届き至極で大それた、あの『秘密』を、もし、院が知るところとなれば……」
正妻の葵の上は源氏の移り気な性分はむろん不愉快だが、あまりにも大っぴらなので文句をいうこともない。
さほど深く恨むことも嫉妬することもないのは、もともと仲のいい夫婦ではないということもあろう。
それはそれとして、葵の上はここ数日、懐妊のため悪阻(つわり)に苦しんで心細そうにしている。
源氏はそんな葵の上を、めずらしく愛しく思っている。
左大臣家では葵の上の懐妊をよろこびながらも物の怪のたたりなどを恐れて、しきりに加持祈祷(かじきとう)をしていた。
そのころ、賀茂の斎院も交代。
*斎院(さいいん) 下鴨神社と上賀茂神社に奉仕した斎王(orの御所)
弘徽殿太后(こきでんのたいこう)の産んだ女三の宮が新しく立った。
院と大后がとりわけ可愛がっている姫宮なので、神に仕える身になることがつらいが、他にふさわしい姫宮がいない。
斎院になる儀式は、規定どおりに盛大に催された。
賀茂祭(葵祭)の時には、規定の行事にいろいろ付け加えて、かつてない見物(みもの)になった。
*賀茂祭 下鴨神社と上賀茂神社で5月15日に行なわれる例祭
庶民の祭りである祇園祭に対して、賀茂氏と朝廷の行事
御禊の日は、お供の上達部などは規定の人数だが、人望があり容姿もすぐれた貴公子ばかりを選りすぐった。
*御禊(ごけい) 斎院が賀茂の祭りに先だって、賀茂川で禊をすること
下襲の色から表の袴の模様、馬の鞍まですべて見事に調えられている。
また特別の勅命で、源氏もお供した。
当日、一条大路は立錐の余地もないほど群衆と物見車で一杯になった。
うわさに聞く源氏の晴れ姿を一目見ようと、都中から女たちが溢れ出たからだ。
世を捨てた尼たちも、群衆の波に前後左右に揺られている。
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習近平、会議などの席でいつも米ロの首脳を脇侍のように従えている。意識した構図だろう。
オバマやプーチンが人民服を
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葵②一条大路
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