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Channel: 吉備路残照△古代ロマン
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花宴⑤何番目の姫君か

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源氏と朧月夜1 クリック拡大
光源氏 朧月夜 桐壷帝 弘徽殿女御(太后) 右大臣

源氏と朧月夜 源氏と朧月夜の出会いの場面。伝・土佐光吉 桃山時代
朧月夜は、源氏と取り交わす「扇」を持っている。

    ◇   ◆   ◇   ◆   ◇   ◆   ◇

源氏が言い終わらないうちに、女房たちが起き出して騒がしくなってきた。

仕方なく、ふたりが逢った証拠に「扇」を交換し合って源氏は弘徽殿をでる。

 
桐壷に戻ると、大勢仕えている女房たちのなかには目を覚ましている者もいた。

「よくもまあ、源氏の君はお忍び歩きにご熱心なこと」

お互いを突つき合いながら、眠ったふりをしている。

源氏は部屋に入って横になったが、眠れないままに思案をめぐらした。

「美しい人だった。弘徽殿女御妹君なのだろう。恋に初心(うぶ)なところから察すると、五の君六の君か。

帥宮(そちのみや)の北の方頭中将がおろそかにしている四の君は、すこぶるつきの美人と聞いている。
彼女らだったら、もっと味わいがあったかもしれない。

右大臣六の君を東宮に入内させたいそうだが、もし六の君なら気の毒なことをした。
とにかく、何番目の姫君なのか見当もつかない。

姫君もあれで終わりにしようとは思っていない様子だったのに、どうして便りをする方法を教えあわなかったのだろう」

あれこれと思案をめぐらすのも、心惹かれているからだ。

このようなことにつけても、「藤壺あたりの風紀はしっかりしていたなあ」と、「弘徽殿のだらしなさ」とつい比べてしまう。


その日は後宴の催しがあって、源氏は忙しく一日を過ごしていたが、絶えず心にひっかかっていることがあった。

「あの姫君は、いつ退出するのだろうか」

何事につけても手抜かりのない良清惟光(これみつ)に命じて、見張りをさせてはいる。

源氏桐壷帝の御前から退ってくると、さっそく惟光たちが報告にきた。



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有原航平投手には、
斎藤佑樹先輩ともども活躍してほしいペタしてね

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