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Channel: 吉備路残照△古代ロマン
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③六条の家

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源氏物語名場面

 

六条の家

夕顔の住まい)

 

 

夕顔が脅されて引っ越した

六条の家

源氏物語手鑑 夕顔

和泉市

久保惣記念美術館デジタルミュージアム

頭中将はかつて『雨夜の品定め』語っていた。

「中流に良い女がいる」

念頭にあるのはまず夕顔

二人娘/玉鬘夕顔

玉鬘の行方が急に分からなくなった。

頭中将はもうずいぶん長く逢っていない。

頭中将

北の方夕顔を脅したからである

が通っているそなたの【屋敷】

ども遣わして取り壊す」

 

夕顔は頭中将にも告げず娘や女房

たち六条辺りの粗末な【家】に移った

六条といえば、

六条御息所の【邸】のある通りである。

 

夕顔×北の方→夕顔×六条御息所

 

前回②夕顔と扇

 

源氏が六条御息所の【邸】へ向かう途中

かつて世話になった乳母の家に立ち寄った際、

の夕顔の【家】の庭でのエピソ-ドであった。

 

その時の夕顔から源氏への贈歌、

 

○心あてに それかとぞ見る 白露の

   

   光そえたる 夕顔の花     夕顔

 

この和歌は

夕顔のコケティッシュな一面を示している

こうした性格が

頭中将それから源氏を虜にした

反面

源氏に執着している六条御息所と

夫に浮気されていた北の方に

殺したいほど憎悪されたのだろう

 


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