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Channel: 吉備路残照△古代ロマン
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宿木⑤匂宮

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源氏物語

 

49帖 宿木

 

薫24~26  匂宮25~27

中の君24~26  浮舟19~21  夕霧50~52

 

 

みす

 

 

きちょう

 

 

 

 

御簾越しの対面が通常だが、中の君は初めて御簾の中に薫を招き入れ几帳のみを隔てて向きあった。

 

中の君は、六の君を迎える匂宮への恨みを口にこそしないが涙声である。

 

「匂宮は、やはり移り気な方です。

明日にでも、宇治へ帰りとうございます」

 

その様子がたまらなく哀れになって、薫は几帳を退かして彼女の袖を掴んだ。

 

愛情と憐憫の情がない交ぜになった感情のままに薫は中の君を口説き始めるが、彼女が妊娠していることに思い当たって【二条院】を退出した。

 

 

 

 

 

久しぶりに【二条院】に戻ってきた匂宮は、邸内に薫特有の香りが微かに漂っていることに気が付く。

 

「薫はやはり油断ならない」と疑った匂宮は、しばらく【二条院】を留守にしなかった。

 

薫はその場の雰囲気によるとはいえ人妻を口説いた軽はずみな行為を悔やむとともに、そのことによって匂宮が中の君を見捨てないことを察して安心する。

 

 

 

 

 

 

 

 

名作映画案内199

64ロクヨン 前編

2016年公開

原作*横山秀夫の推理小説『64(ロクヨン)』

監督*瀬々敬久

主演*佐藤浩市/三上義信

昭和64年発生した

少女誘拐殺人事件/通称「ロクヨン」

平成14年、

事件は未解決のまま14年の

歳月が流れ時効が目前に迫っている。

当時、

刑事部の刑事として

「ロクヨン」の捜査あたっていた三上は

現在、

警務部の広報官として、記者

クラブとの確執や刑事部と警務部

の対立に神経をすり減らしている。

そんな時、

ロクヨンそっくりの誘拐事件が発生---。

121分

 

半落ち 2004年

クライマーズ・ハイ 2008年

横山秀夫原作の作品を

「名作映画案内」で2度採り上げています。

 

小説も映画もとっても面白い!

 

 

 

 

 


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