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柏木㉛人の世

源氏物語

 

36帖柏木

 

光源氏:48 紫の上:40 夕霧27 雲井の雁32

朱雀院50 柏木32 女三の宮:22  薫1

女二の宮24

 

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八月十三日 名月の夜

明石入道に導かれて

【岡辺の館】へ向かう源氏

入道は源氏に娘との婚姻を願い

「娘の琴の音を聴いてほしい」と誘った。

ほどなく、明石の君は懐妊する。

13帖〈明石〉より

その子(のちの明石中宮)は

源氏と明石一族に繁栄をもたらした。

 

 

 

一条御息所、

 

「嫌なことや苦しいことばかりが多い世の中だからでございましょうか。

心が平静でいられる日など滅多になく、ただただ空しく齢だけを重ねてまいりました。

夕霧の君には度々のお見舞いをいただいて有り難く存じております。

お蔭さまで柏木の君がお亡くなりになった時に比べると、娘の顔色はずいぶん良くなってきました

 

御息所は見るからに辛そうである。

 

夕霧は慰めるように、

 

「人の世が思い通りにならないことは、だれしもが折につけて痛感するところでございます。

だからといって、いつも悲観的な気持ちにばかり陥っておられるのは如何なものでございましょうか。

この世のことは万事、前世からの因縁でございます。

 

悲喜交々それぞれ人によって長短はございましよう。

いずれにしろ、命が絶えるまで気持ちの明暗を繰り返すのが人の世の定めでございます」

 

 

 

女二の宮(以下、落葉宮)は、夕霧がうわさに聞いていたよりも人柄が奥ゆかしい。

 

〈女二の宮〉を通称、〈落ち葉宮〉と呼ぶのは

夫・柏木の次の無礼きわまる和歌による。

 

 

 

 

 

 

名作映画案内65

空海

1984年公開

監督*佐藤純彌

脚本*早坂暁

主演*北大路欣也/空海(幼名・真魚まお)

加藤剛/最澄   丹波哲郎/桓武帝

788(延暦7)年、

真魚は大学進学を志して奈良に来ていた。

しかし桓武帝による遷都騒ぎの頃、

真魚が奈良から忽然と姿を消した。

6年後、 乞食坊主の風体で

故郷の善通寺に帰ったが再び修業の旅へ。

802(延暦21)年1月、

大爆発を起こした富士山の近くで修業していた真魚

恐怖で逃げ惑う村人たちを鍾乳洞に避難させる。

804(延暦23)年、

桓武帝の命により第16次遣唐使の派遣が決定。

真魚は遣唐留学生として参加を許された。

この時、名を空海と改める。

遣唐使の中には最澄も特別待遇で加わっていた。

空海は34年間も唐に留まっている永忠と会い、

密教の頂点に立つのは恵果阿闍梨だと知る。

179分

 

 


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