源氏物語
36帖柏木
光源氏:48 紫の上:40 夕霧27 雲井の雁32
朱雀院50 柏木32 女三の宮:22
薫1 女二の宮24
石碑「源氏寺」
現光寺の入り口に建っている
誰がor組織がどんな理由で
当地が源氏の「寓居跡」と措定したのだろう。
思いつくのは
神戸市の《教育委員会》か《観光課》
あるいは《大学教授などの専門家》だが、
《観光課》が《専門家》の知識を参考にして
措定する方法が最も合理的ではないだろうか。
まさか有力者の《鶴の一声》ではあるまい。
慎勿頑愚似汝爺
書き下し/慎みて*汝の*爺に似て頑愚なる勿れ
*父のような頑固な愚か者にはなるな
汝は「薫」、爺と父は「柏木」
源氏が先ごろ柏木の両親と会ったとき、二人とも嘆いていた。
「息子が一人でも子供を残してくれていたら--」
だからといって、〈薫の本当の父親は柏木〉という事実を明らかには出来ない。
源氏は柏木の人物をそれなりに評価していた。
柏木が恋にブレーキが利かず両親にさえも子供の存在を知らせることなく身罷ったことを心のどこかで残念に思っている。
女房たちが出払っている時、源氏がどういう風の吹き回しか唐突に尼宮に憎まれ口を叩いた。
「こんなに幼い子を残して、よく出家なんかできましたね」
返す言葉もなく尼宮が困惑しているところに、エロチックな和歌を詠みかけて追い打ちをかける。
○ だが世にか 種は蒔きしと 人問はば
いかが岩根の 松は答へん
だれが父親か問われたら何と答えたら良いのでしょう
尼宮はうち伏してしまった。
名作映画案内58
原題*Darkest Hour
ウィンストン・チャーチル/
ヒトラーから世界を救った男
2018年日本公開
原作⁂アンソニー・マクガーデン
共訳*染田屋茂&井上大剛
監督*ジョー・ライト
主演*ゲイリー・オールドマン/ウィンストン・チャーチル
★
第二次世界大戦勃発
ヒトラーのナチスドイツ軍の侵攻によって
フランスが陥落寸前、イギリスにも脅威が迫る。
連合軍が北フランスのダンケルクで窮地に陥って
いる時、チャーチルにヨーロッパの運命が委ねられた。
ヒトラーとの和平交渉かそれとも徹底抗戦か。
急激に力をつけてきたアメリカの動向は。
究極の選択を迫られるチャーチル。
126分