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Channel: 吉備路残照△古代ロマン
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梅枝②入内

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源氏物語

 

第32  うめがえ

 

光源氏39 紫の上:31 東宮春宮 明石の君:30
明石の姫君:11 夕霧:18 雲居の雁:20

麗景殿女御 兵部卿宮 朝顔

秋好中宮  左大臣

 

 

明石の姫君

腰結役こしゆいやくを務める秋好中宮

腰結役は一族のうち人望と地位のある者が務めた。

 

 

内裏

麗景殿に、左大臣の娘  桐壺に、明石の姫君

 

1.紫宸殿ししんでん

宮中の行事を執り行う御殿。
「第1帖・桐壺」
桐壺帝の第一皇子(のちの朱雀帝)が元服の儀を行った。
「第8帖・花宴」桜の宴が催された。

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2.清涼殿せいりょうでん

の私的な住居で、これより北側の建物群が【後宮】。
「第1帖」
光源氏の元服の儀が行われた。
「第7帖・紅葉賀」舞楽の予行演奏がこの前庭で催され、
源氏と頭中将が清海波を舞う。

3.
後涼殿こうりょうでん

清涼殿の西隣で付きの女房たちの住まい。
「第1帖」淑景舎に住む
桐壺更衣
弘徽殿女御らのイジメを受け、に最も近い【後涼殿】を賜った。

4.
弘徽殿こきでん

桐壺帝第1皇子を産んだ女御(弘徽殿女御)の住まい。
物語を通して、
源氏と反目する立場にある。
「第8帖」
源氏須磨流離の原因となる朧月夜との密会現場。

5.
飛香舎ひぎょうしゃ 通称【藤壷】
「第1帖」
桐壺更衣亡き後、中宮として迎えられた
先帝の姫君(藤壺)の御殿。

源氏がこの継母を恋慕することから物語が展開する。

 

6.凝華舎 ぎょうかしゃ 通称【梅壺】
「第10帖賢木」
桐壺院没後、弘徽殿大后が使った。
弘徽殿には
朱雀帝の寵愛を受けていた朧月夜が住む。

7.
麗景殿れいけいでん

に仕えた女御の住まい。
「第11帖・花散里」
花散里はこの御殿に住む女御の


8.
淑景舎しげいしゃ 通称【桐壺】

【清涼殿】から最も遠い所にある。
「第1帖」
源氏は更衣という低い身分ゆえ【桐壺】にいた。

9
.温明殿うんめいでん

に仕える女房たちの住まい。
「第7帖」老女
典侍
源氏との戯れの場。

 

 

 

 

明石の姫君の裳着の儀式が執り行われる日に先立って、秋好中宮が久しぶりに六条院に里下がりしていた。

 

源氏が、姫君の裳着の*腰結役を頼んでいたからである。


貴顕たちの集う六条院は、今が盛りの繁栄ぶり。

 

なのに、実の娘の晴れ姿を見ることが出来ない明石の君は悲しんでいるに違いないと源氏は思いやって胸が痛んだ。

 

 

*腰結役 こしゆいやく

 男子の袴着はかまぎ女子の裳着もぎの時、腰紐を結ぶ役。   

 一族のうち人望と地位のある者が務めた。

 

 

 

 

数日後、東宮の元服がとどこおりなく執り行われた。

 

をもつ貴族たちは例外なく入内させたいと望んでいるが、明石の姫君が入内すれば、源氏の威光で自分たちの娘が霞んでしまうと及び腰になっている。

 

左大臣までが腰を引けていると噂に聞いた源氏は、

 

「まったく愚かなことを。

宮仕えは、姫君たちが優劣を競い合うのが本来の姿である。

姫君たちが邸にひき籠れば、後宮は実につまらなくなろう」

 

貴族たちの心中を慮って、源氏姫君の入内を延期した。

 

すると早速、左大臣の娘が入内して『麗景殿』を与えられた。

 

 

 

 

源氏は亡き母・桐壺更衣が住んでいた『桐壷』を全面的に模様替え、明石の姫君の入内を4月に決めた

 

 

 

 

 

 

太宰府名物梅枝餅

 

 

COP25結論出ず交渉続く

「踊る会議」の大きな犠牲者は

我々世代ではなく、子や孫の世代だ。

 

 

 

 

深夜のラジオから

 

青葉城恋唄  さとう宗幸

 

 


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