第三十一帖真木林
光源氏37~38 紫の上29~30 蛍兵部卿宮 玉鬘23~24
内大臣40~41 秋好中宮28 夕霧16~17 明石の君:28
柏木21~22 明石の姫君9~10 髭黒大将32~33
花散里23~24 弁少将 雲井の雁 冷泉帝19~20
真木林 (髭黒の娘)
玉鬘 光源氏
風俗博物館
玉鬘は顔から火が出るほど恥ずかしく、扇で顔を隠したまま俯いていた。
冷泉帝、
「さっきから顔を隠して、黙っておられますね。
先日の『三位の叙位』のことでも、私の気持ちを少しはお分かりいただけたものと思っておりまたのに」
帝の、出世させてやったという恩着せがましい言葉と口ぶりには、明らかに求愛の気持ちが込められている。
玉鬘の清楚な美しさといわく言いがたい女子力には、ありとあらゆる男たちを虜にしてしまう不思議な魔力が秘められているようだ。
髭黒は、帝が不意に玉鬘の部屋を訪ねたと聞いて、今日のうちに自邸に連れて帰らなければと決心した。
玉鬘自身も、このままでは帝寵を蒙るという身分不相応な事態が起こりかねないと不安になっている。
女房たちがもっともらしい口実を捻りだして、玉鬘はどうにか退出を許された。
だからといって、玉鬘が夫の髭黒に心を開いたわけではなく、無論、愛するようになったのでもない。
今でも、髭黒との心外な結婚をつくづく情けなく思っている。
一方、髭黒は玉鬘が宮中から戻って来たことがたまらなく嬉しくて久しぶりに気持ちがゆったりと落ち着いていた。
二月になった。
源氏はあい変わらず日がな一日、玉鬘の面影ばかりを追い求めている。
「香港人権法」成立を歓迎する集会、
数千人が米国旗掲げ参加
トランプ米大統領
「香港人権・民主主義法案」に
署名してくれることをあまり期待していなかった。
有り難いことに、ひとまず香港の人々が
「人民解放(弾圧)軍」の軍靴に踏みつけられずに済む。
深夜のラジオから
外は白い雪の夜
吉田拓郎