第三十帖 藤袴
光源氏37 紫の上29 蛍兵部卿宮 玉鬘25 内大臣40
秋好中宮28 夕霧16 明石の君:28 柏木21
明石の姫君9 髭黒右大将32 花散里23
雲井の雁 弁少将 近江の君
冷泉帝19
『源氏物語』
を執筆する紫式部 石山寺「源氏の間」
柏木たち実の兄弟は遠慮していたのか、『六条院』を訪れて玉鬘が参内するための準備を手伝うことはなかった。
その代わり、
「姉君(玉鬘)が参内してから、兄弟としてしっかり後見役を務めよう」
それぞれ、参内の日を待ちわびた。
柏木はあれほど熱烈に繰り返し恋情を訴えていたのに、*玉鬘が実の姉と分かってからはすっかり音沙汰がなくなった。
「柏木中将も、ずいぶんな変わりようね」
女房たちが噂しあっているところへ、柏木が内大臣の使いとして突然やって来た。
玉鬘が実の姉と知ってからは、初めての来訪である。
これまで柏木からの懸想文など一切取り合わなかった玉鬘も、今夜は、柏木を南の御簾の前に通した。
御簾を隔てて対面してた時、ふたりの間にどのような空気が流れただろうか。
それはともかく、玉鬘は直に柏木と応答することはためらわれるので、女房の宰相の君を介してやりとりをしようとした。
そのことに、柏木が異を唱える。
*玉鬘が姉と分かってからは~
玉鬘は、帰京後すぐに柏木たちが異母弟であることを知っていた。
柏木は四の君(正妻)の息子、玉鬘はのちに
源氏の愛人となり六条御息所にとり殺された夕顔の娘。
「愛人」と「妻(正妻ではなく)」の境目がよく分かりません。
もしかしたら同じ?
「父上が長兄のわたしを使いに選ばれたのは、人づてではなく直接、姉君とお話しせよとのお考えだからでございます。
御簾で隔てられたうえに女房をあいだにおいて、一体どのように大切なお話しをすればよろしいのでしょう。
記憶にございません
「報道の自由」と「国民の知る権利」
日本は67位
『国境なき記者団』調べ
調査対象の180カ国・地域のうち、
日本は前年と同じ67位。
国際NGO「国境なき記者団」(本部・パリ)
2019年「報道の自由度ランキング」から。
G7では最下位
「報道の自由度」が下がるということは、
「国民の知る権利」が侵されているということ。
下のグラフをご覧ください。
森喜朗→小泉純一郎→安倍晋三→福田康夫 - - 安倍晋三
森派(当時)の首相が四代も続いています。
なかでも安倍政権下で自由度が急降下。
安倍政権で2度、ガタンと下がっているでしょう。
安倍晋三という政治屋の、閉鎖的で陰湿で
秘密主義的な体質を現しています。
ウソを尽き放題だが、党内では
だれも正面から咎めない。
度重なる不祥事には知らんぷり。
「民は由らしむべし、知らしむべからず」
封建時代の政治原理に重なる。