第二十八帖 野分
光源氏36 紫の上28 蛍兵部卿宮 玉鬘24 内大臣39
秋好中宮27 夕霧15 明石の君:27 柏木20
明石の姫君8 髭黒右大将 花散里22
雲井の雁 弁少将 近江の君
女房装束
むら雲
「日ごろ、こちらでお使いになっている紙と硯をお貸しください」
夕霧が乳母に頼むと、若い女房が紫の薄様を持って来てくれた。
夕霧は心をこめて墨をすったあと、一呼吸おいた。
それから、筆先の微妙な動きに気をつけながら時折筆を止めて、和歌を思案する。
その端正で優美な姿は、さすがに様になっている。
しかし、和歌の出来栄えは型にはまった凡作であった。
○ 風騒ぎ むら雲まがふ 夕べにも
忘るる間なく 忘られぬ君
風が吹き荒れむら雲が乱れる夕べさえ
片時もあなたを忘れることはありません
夕霧はもう一通手紙を書いて、従者の右馬助にあずけた。
右馬助は、それら二通の手紙をそれぞれふたりの可愛い童にひそかに耳打ちして手渡した。
若い女房たちは興味津々、お互いの袖を突きあったりして二通の手紙の宛先をしばらく噂しあっていた。
明石の姫君が【春の御殿】から戻ってくるという知らせが入ったので、女房たちがあわてて昨夜の暴風で散らかったり乱れたりしている御簾や几帳などを元通りに直している。
夕霧は普段はのぞき見するようなことはしないが、姫君を一昨日はじめて垣間見た咲き誇った蒲桜のような紫の上や八重山吹を思わせた玉鬘と比べてみたくなった。
妻戸の御簾を被るようにして几帳のすき間から覗いていると、姫君がちょうど物陰から姿を現して歩いてくる様子がわずかに見えた。
しかし大勢の女房たちが夕霧の目の前を行ったり来たりするので、姫君の姿はっきり見えない。
姫君は、薄紫色の衣装に身を包んでいる。
まだ背丈には届かない髪は、裾が扇のようにふわっと広がっている。
不誠実
かつて、人気取りのために
大衆芸能を利用した首相がいただろうか。
芸能人をたびたび官邸に招いて会食したり
テレビのバラエティー番組に出演したり
吉本新喜劇に遊びに行ったり--。
庶民性のアピール?
「あなた方のお友達ですよ」
一方では、不祥事が発覚したときなど
憲法違反を指摘されながら半年近く国会を閉じた。
最近では、予算委員会の集中審議を開いていない。
「党首討論」には1年ぶりに応じたが、時間を短縮
(4人相手にわずか45分)しているので少しも盛り上がらない。
政治が目に見えて劣化してゆく
夫婦共にキャラが立っているので、芸能人になってくれないか。
漫才でもコントでも、知名度と物珍しさで4ヵ月はもつ。
漫才やコントなら、お得意のウソもつける。
海の歌 ♪ 邦楽編