第二十八帖 野分
光源氏36 紫の上28 蛍兵部卿宮 玉鬘24 内大臣39
秋好中宮27 夕霧15 明石の君:27 柏木20
明石の姫君8 髭黒右大将 花散里22
雲井の雁 弁少将 近江の君
高欄/勾欄
高知城天守の高欄
寺院や神社などの回りや橋や廊下などの両側につけた欄干
六条院に着くと夕霧はいち早く【夏の御殿】を訪れて、まだ野分の恐怖に脅えている花散里を言葉を尽くして慰めた。
それから男たちを呼んで、野分によって壊された離れの修理などの指図をしたあと、源氏と紫の上のいる【春の御殿】に向かった。
寝所のある部屋の格子を、まだ上げていなかった。
ちかくの高欄に寄り掛かって庭を見わたすと、烈風が築山の多くの木々を薙ぎ倒して大小の枝が地面に散らばっている。
雲間からわずかに日が射しはじめると、無数の露たちが命を吹き返したようにキラキラと光った。
夕霧はわれ知らず頬を伝った涙を袖でぬぐって、小さく咳払いをした。
「夕霧が来ているようだ、夜はまだ深いだろうに--」
父の声が聞こえ、起き上がる気配がする。
「--何ごとでしょうか--」
そう尋ねたであろう紫の上の声はしないが、源氏が笑いながら、
「若いころから1度も貴女に味わわせたことのない暁の別れです。
今になって味わうのは、かえって辛いでしょうね」
紫の上の声は聞こえてこないが、、仲睦まじく語らっている気配ははっきりと感じ取れる。
源氏が自ら格子を上げたので、あまりにも近くにいた夕霧はバツが悪く、あわてて数歩さがって控えた。
源氏物語と紫式部~その1~
4K 四国紀行 高知城
いつか
四国八十八か所を巡ろうと思っています。
川の流れのように 聴きくらべ
美空ひばり オリジナル
3大テノール
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