第二十八帖 野分
光源氏36 紫の上28 蛍兵部卿宮 玉鬘24 内大臣39
秋好中宮27 夕霧15 明石の君:27 柏木20
明石の姫君8 髭黒右大将 花散里22
雲井の雁 弁少将 近江の君
紫の上
風俗博物館
夕霧は紫の上を垣間見て、あまりの美しさに心を奪われる。
祖父(前の太政大臣)の在世中は、あれほど盛んだった三条宮邸の権勢も、いまは訪れる人も数えるほどで日がなひっそりとしている。
女房たちも、多くが去っていった。
大宮は孫の夕霧ひとりを頼りにしているが、まさに隔世の感。
長男の内大臣は朝廷の政務全般を司って忙しくしているとはいえ、母親が野分の恐怖におののいている事態でも帰ってこない。
使いすら寄越さないし、安否を問うこともない。
夕霧は夜通し上空を吹きすさぶ風の音を聞いているうちに、なんとなく切なくなって気持ちが沈んでいった。
いつも心にかけていたはずの雲井の雁ではなく、先ほど初めて垣間見た紫の上の面影がどうしても脳裏を去らないのである。
夕霧は、戸惑った。
「これは一体、どうしたことだ。
もし道ならぬ恋に落ちてしまったら、どうしよう」
他のことを考えようとするが、どうしても紫の上の面影が浮かんでくる。
「今までに、あれほど美しい方が他にいらっしゃっただろうか。
これから、現れるだろうか」
名うての色好みである父・源氏とは異なり、生真面目で堅物の夕霧は世間から非難されるようなことはしない。
指原莉乃は自らを「ヘタレキャラ」
川栄李奈は、「おバカキャラ」とマイナス
キャラに設定してその通りに振る舞っていた。
それが今や日本を代表する
タレント、若手女優として大車輪の活躍だ。
しかも指原はAKBGメンバー
のゴッドマザー的立場。
芸能人に限らず
十代か二十代前半の方には参考になりませんか。
災害列島・日本に生きる