第二十帖 朝顔
光源氏の内大臣時代 32歳 九月~冬
紫の上 光源氏
風俗博物館 京都市
オス 鴛鴦オシドリ メス
わずかに首をかしげて空を眺めながら歌を詠んでいる紫の上は、息をのむほどに可愛らしい。
髪の具合や面差しが、源氏の心からいっときも離れることのない藤壺宮の面影とそっくりである。
源氏はしばらく朝顔姫宮に傾いていた気持ちが、紫の上に戻っていることを自覚していた。
その時、池の方からオシドリの鳴き声が聞こえてくる。
源氏、
○ かきつめて 昔恋しき 雪もよに
あはれを添ふる 鴛鴦の浮寝か
|
昔の思い出が恋しく思われる雪の夜に
ひとしお哀れを誘うのは
池にそろって浮き寝しているオシドリの鳴き声だったのか
寝所に入っても、源氏はひそかに藤壺宮のことを思い続けていたが、いつの間にか寝入ってしまった。
すると夢か現か、宮の姿が幻のように現れた。
源氏を恨んでいる様子である。
「けっして人には漏らさないと、あれほど約束しておりましたのに。
とうとう恥ずかしい浮き名が流れてしまいました。
冥界で苦患に責められております。
本当につらくて、恨めしく思います」
※冥界めいかい 死後の世界 あの世
※苦患 くげん 地獄におちて受ける苦しみ
・桐壺院がそうであったように、藤壺宮も往生していない
源氏が返事をしようとすると、なにかに襲われるような気持ちがして胸が苦しくなった。
「光君、どうなさいましたか」
紫の上の声で、目が覚めた。
源氏は胸騒ぎがするので、じっと胸を押さえて気持ちを沈めていると涙があふれてきた。
紫の上は一体どうしたことかと源氏のことが心配になったが、同時に、ただならぬ不安を感じて身じろぎもしないで横になっている。
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