村上天皇の御前で催された歌合
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左から、琵琶びわ ・琴きん ・和琴わごん ・箏そう
日本で現在、「こと」と呼ばれている楽器は5種類。
①琴 ②箏そう ③和琴 ④一絃琴いちげんきん 須磨琴とも
⑤二絃琴にげんきん 八雲琴やくもごととも
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
いつか、『須磨絵日記』を冷泉帝と藤壺尼宮にお目にかけようと思っていたのですが、【絵合】はいい機会だから御覧に入れました」
源氏がそこまで話すと、ほろ酔い加減の帥の宮が引き取った。
舌が滑らか過ぎる分、話の脈絡がやや乱れている。
「芸道はすべて真剣に取り組まなければ身に付きませんが、学んだだけの事は後に残るでしょう。
ただ、「書」と「絵」と「碁」の力量は、努力というよりも天分によります。
たいして修練を積んでいない者が、もって生まれた才能によって、驚くほど巧みに「書・画」を描いたり「碁」を打ったりします。
亡き父・桐壺院は、わたしたち親王と内親王には必ずお稽古事を習うように薦められました。
その中でも、特に目を掛けられておられたのが光君、あなたです。
生前、おっしゃっておられました。
『光は、詩文の才はもとより、横笛、琵琶、箏の琴と次々に習得した』
この、お褒めのお言葉の中に、「絵」はございません。
わたしも、「絵」は光君にとって余技であろうと存じておりました。
しかし、先ほど『須磨絵日記』を拝見したとき、光君の画力は余技などという生易しいレベルではないことが一瞥しただけで分かりました。
いにしえの優れた絵描きが、あわてて逃げ出しかねない力量です。
それはそれで罪なことですよ、光君」
亡き父・桐壺院の思い出を語り合っているうちに懐かしさがこみ上げてきたのか、ふたりの頬を涙が伝っている。
それからしばらく、宮中は、『梅壺』チームと『弘徽殿』チームが競った【絵合】と、源氏の『須磨絵日記』のうわさでもちきりであった。
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スッキリ→日本テレビ系→読売新聞系列。 よくぞ放映できた。
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安倍自民党が個人攻撃までして批判している前川喜平前文科次官が、「【証人喚問】に応じる」 といっているのに、なぜか拒否。
菅義偉官房長官など、下卑た薄ら笑いを浮かべながら人格攻撃をするが、前川氏に国会で発言されたら困るのでしょう。
日本国を私物化して、やりたい放題の安倍晋三さん