空蝉うつせみvs軒端荻のきばのおぎ。
ふたりの「囲碁対局」を垣間かいま見る光源氏。 。。。
関の清水(歌枕) 逢坂の関跡付近にあった清水。関水。
『逢坂の関』は、山城と近江の境にある逢坂山に設けられた関所。
「東海道」と「中山道」が越える交通の要衝であり、ふたつの坂が出会うので、『逢坂の関』と名付けられた。
『鈴鹿の関』、『不破の関』とともに三関さんかんと呼ばれた。
〇 これやこの 行くも帰るも わかれては
知るも知らぬも あふ坂の関 蝉丸
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
右衛門佐は源氏がスキャンダル発覚のため須磨に下った時、そば近くに仕えていた従者たちのうち自分だけが従わなかったことを悔いている。
右衛門佐は子供のころから源氏の世話になり、出世もした。
羽振りのいい時はさかんに尻尾を振るが、その人物に何かまずいことがあるとさっと離れてゆく。
そういう今に通じる打算的な人間の例として、紫の上の父・兵部卿宮や末摘花の若い女房たちとともに右衛門佐は描かれている。
右衛門佐が須磨に同行しなかったことを不快に思ったことを源氏は昨日のように覚えているが顔には出さず、空蝉への手紙を託した。
空蝉もずっと源氏のことを忘れかねているので、あの頃に思いを馳せて胸が一杯になった。
そっと、つぶやく。
〇 行くと来と せき止めがたき 涙をや
絶えぬ清水と 人は見るらむ
行く人と来る人がゆきかう逢坂の関でとめどなく流れるわたしの涙を、流れてやまない「関の清水」と源氏の君はご覧になられることでしょう
わたしの本当の気持ちを、お分かりいただけるでしょうか。
空蝉の夫の常陸の介が高齢で病がちになり、先妻の子供たちに、「母上を大事にするよう」言い残して亡くなった。
空蝉と常陸の介の年齢差は「父と娘」ほどに離れているが、作者・紫式部の夫・藤原宣孝が父・藤原為時の友人だったせいか、そういうケースが目立つ。
例えば、源氏の永遠の女性・藤壺にとって、夫・桐壺帝との年齢差は「父と娘」ほど離れているが源氏より5歳だけ年上である。
そして、このことが物語展開の一つの軸をなしている。
残された義理の母の空蝉に対して、子供たちは父親の遺言だからと上辺だけは優しく接したが、空蝉には悩ましい日々が続いた。
表面をとりつくろっても、底意が見え見えなのだ。
義母に向けるどの視線も冷え冷えとしている。
しかもあろうことか、昔からひそかに空蝉に横恋慕していた河内の守が父親が亡くなったことを幸い露骨に近づいてきた。
そのことを嫌悪して、空蝉は髪を下ろして尼になる。
後日、源氏は空蝉を末摘花と同じく「東の院」に引き取って、生涯、生活の面倒をみた。
「加計学園/37億円+補助金96億円=135億円」には、「森友学園/8億円」よりもケタ違いに巨額の国民の税金が投じられています。
こんなことで、年金などの「社会保障費」が減らされてゆく。
「加計学園」の理事長は、安倍さんの親しい友人でありゴルフ仲間。
安倍さん本人が認めています。
自民党議員や官僚たちの間でひそかに囁かれている。
「これは、アベ案件だから---」。
彼らは自分の立場を守るため、「人事権」を