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光源氏 桐壷院
朱雀帝/母方(弘徽殿大后)の祖父は右大臣
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須磨~明石
「東海道・山陽本線 快速」に乗って12分
瀬戸内海を眺めながらの快適な小さな旅です
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
何日も続いた暴風や稲光や雷鳴のため、源氏はさすがに疲れはて、柱に寄り掛かってまどろんでいると、
亡き父・桐壺院が生前そのままの姿で立っている。
「光よ、どうしてこのような鄙びた土地にいるのだ。住吉の神のお導きによって早く舟を出し、この浦を去りなさい」
謎めいた言葉だが、源氏はうれしかった。
「父上とお別れしてから悲しいことばかりが続きます。
いっそ須磨の浦に身を投げようと思っておりました」
「光は、ちょっとした罪の報いを受けたのだ。
私は在位中に過失はなかったが、われ知らず犯した罪を償うのに暇がなく、この世を顧みなかった。
光が苦しんでいるのを見て、海に入り渚に上がってやってきたのだ。疲れているが、帝(朱雀帝)に申し上げたい事があるので、これから都に上る」
そう言い残すと、父はふっとかき消えた。
「悲しみに沈み、命を絶とうとしている私を助けるために来てくださったのだろう」
夢の中でもっとお話をすれば良かったと悔やんだ。
「もう一度、父上とお会いしたい」
源氏は無理に眠ろうとしたが、まんじりともしないうちに夜が明けてしまった。
そのころ、小さな舟を波打ち際に寄せて2、3人の男たちが源氏の屋敷にやって来た。
「何者か」
「明石の浦から、前播磨守(さきのはりまのかみ/知事相当)の明石入道が用意した舟で参りました。
良清さま(元播磨守の息子)にお会いしとうございます」
良清は不審に思い、源氏に報告した。
「明石入道は久しく友人でしたが、ある事で疎遠になり、それ以来、手紙さえ交わしておりません。
この荒波のなか、いかなる用で参ったのでしょう」
源氏は、昨晩、夢枕に現れた故桐壺院の言葉を連想した。
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「住吉の神のお導きによって早く舟を出し、この浦を去りなさい」
藤原道長 (岩波新書 青版 764)/岩波書店
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ご覧のように、4月18日(月)の衆議院は、安倍さんの強い要請で 「TPP特別委員会」が開かれました。
アメリカ様というよりオバマ様に、「うい奴じゃ」と頭を撫でてほしいのでしょうが、安倍さんは甚大な被害を出している「熊本地震」より「TPP」のほうが気になるのです。
亡くなった方のご遺族や避難生活に苦しんでいる人たちは、どんな気持ちでしょう。
なにかというとすぐ口にする「国民の生命と財産を守る」という口癖は、「国民の皆さまに丁寧にご説明します」、
「任命責任は総理たる私にあります」、「全力で」などとともに、安倍さんのまるで心のこもらない空手形のひとつ。
言行不一致も極まれり!!というよりは、「言」はあっても「行」はない。野党議員たちが「TPP」てはなく、「熊本地震」を優先したのはせめてもの救いでした。
「熊本地震」と命名したのは、いささか早すぎたのでは。
安倍政権への懸念が国連によって裏付けら
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明石⑥明石入道
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