桐壷帝譲位後の系図
光源氏 朧月夜 桐壷院 朱雀帝 東宮(春宮)
左大臣 弘徽殿太后 右大臣 現光寺(源氏寺)
神戸市須磨区須磨寺1丁目 浄土真宗本願寺派
源氏が都を落ちて侘び住まいした住居跡。近くに須磨寺
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ヨーロッパに向かう帆船に収められた我が国の文物の中に、もし、『源氏物語』が入っていたら---。
源氏が21歳のとき、桐壺帝が譲位して桐壺院となり、東宮が朱雀帝(すざくてい)として即位する。
新東宮には、源氏と藤壺との間の子が立った。
右大臣は「帝の外祖父」となり、弘徽殿女御は「帝の母」である弘徽殿大后(おおきさい)となる。
このけっか、左大臣と右大臣の力の均衡が崩れて、権力がおおきく右大臣に傾いた。
右大臣側の者だけが宮中で立身。
源氏や頭中将ら、左大臣側の者は冷や飯を食わされる。
そして、源氏が23歳のとき桐壺院が崩御(ほうぎょ)すると、大后はすぐさま、「謀反」の容疑で源氏を宮中から追放しようと画策する。 京都 風俗博物館
朱雀院(源氏の異母兄)と尚侍の朧月夜(左奥)
26歳のとき、源氏は身の危険を察して、みずから辺鄙な漁村だった須磨へ落ちた。
朧月夜は朱雀帝の后になることはなく、尚侍(ないしのかみ:帝と臣下との取次役)として帝の側近くに仕える。
ただそこは源氏のこと、のちに都に戻ると朧月夜との恋愛は復活する。
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