朧月夜(おぼろづきよ)
朧月夜関連の系図
光源氏 朧月夜 桐壷帝 弘徽殿女御(太后) 右大臣
弘徽殿は、源氏の母桐壷更衣をいじめ殺した張本人
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源氏と頭中将が恋の争奪戦を演じる二人目は、60歳近くになっても性に奔放で、若い男を見ると見境なく色目をつかって口説きにかかる、肉食系女子の元祖・源典侍である。
当時の60は今の何歳ほどに相当するのか、よく分からない。
もちろん人によるが、80歳前後ではないだろうか。
源典侍(げんのないしのすけ)は、『源氏物語』のなかで老女とみなされている。
今の60歳は男女ともに元気で、青年とはいえないまでも老人ではあるまい。
いずれにしろ 当代第一の貴公子である源氏と第二の頭中将があらそった末摘花と源典侍はきわめて異色の存在である。
まともに見られないほどの醜女(しこめ)と色情狂の老婆をめぐって、ふたりの貴公子が争うギャップ。
これは、読者を飽きさせないため、紫式部が面白がって、シリアスな話のなかに挟んだ滑稽譚ではないだろうか。
末摘花と源典侍は、『源氏物語』全編の展開にはほとんど絡まない。
源氏と朧月夜の出会いの場面。
朧月夜は、源氏と取り交わす「扇」を持っている。
若々しくて美しい声をした姫君が、「朧月夜に似るものぞなき(まさるものはない)」と口ずさみながら、源氏の方へやって来る。
源氏最大のピンチが、かわいい小悪魔とともに近づいてくる。
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女君たち⑪ピンチ
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