光源氏 葵の上 頭中将 朝顔の宮 桃園式部卿宮ももぞのしきぶきょうのみや 紫の上 桐壺院
撫子 秋の七草の一つ
○ 秋の野に 咲きたる花を 指(および)折り
かき数ふれば 七種(ななくさ)の花
萩の花、尾花、葛花、撫子の花、女郎花また藤袴、
朝貌(がお)の花 山上憶良 万葉集
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
そうと分かると、頭中将は葵の上の早すぎる死がますます惜しまれてならない。
源氏は、前庭の枯れた下草の中に咲いている龍胆(りんどう)と撫子を折らせた。
そして、夕霧の乳母である宰相の君(さいしょうのきみ)に、手紙を添えて大宮のもとに届けさせた。
○ 草枯れの まがきに残る 撫子(なでしこ)を
別れし秋の かたみとぞ見る
枯れ果てて寂しくなった庭の垣根に、撫子の花が咲き残っておりました。秋に死に別れた方(葵の上)の忘れ形見(夕霧)を見るようです
夕霧のあどけない笑顔は、本当に可愛いらしいものです。
大宮は風に吹かれて散る木の葉のように流れ落ちる涙のため、しばらく源氏からの手紙を読むことができなかった。
○ 今も見て なかなか袖を 朽(く)たすかな
垣ほ荒れにし 大和撫子
今も、撫子(夕霧)を見てかえって袖を涙で濡らしております。垣根が荒れはて、生まれてすぐに母親(葵の上)に先立たれた撫子ですから
秋の夕のつれづれに、源氏は久しぶりに朝顔の宮に手紙をしたためた。
今夕のしみじみとした情趣を、朝顔の宮なら理解してくれると思ったからである。
朝顔の宮は桐壺院の弟の桃園式部卿宮の姫宮で、葵の上とおなじく源氏のいとこ。
源氏が若いころから思いを寄せていた女君の一人である。
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葵25朝顔の宮
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