風俗博物館
男性には「狩衣(かりぎぬ:公家の普段着)」が、女性には「女房装束:後宮に仕える女房の服装」が用意されていました。
「宇治十帖」物語シアター
○「浮舟」人形劇 ・監督:篠田正浩 人形:ホリ・ヒロシ 紫式部の声:岩下志麻 浮舟の声:葉月里緒菜
○「橋姫」-女人たちの心の丈-実写 ・監督:山崎雅史 橋姫:白石加代子 語り:緒方直人
宇治市源氏物語ミュージアム
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
「こんなつらい思いをしたことはございません。今になって捨てられるとは、いい恥さらしです」
「そのうち便りをします。いつも心にかけていますよ」
源氏が袖を振り払って立ち去ろうとすると、源典侍(げんのないしのすけ)は必死に取りすがった。
そんな二人の様子を、着替えを済ませたばかりの帝が、障子の隙間から見ていた。
「それにしても、意外なカップルだな」
不釣り合いでコッケイな場面を目撃して、源典侍に、「 光は女には興味を示さないと若い女官たちが心配していたが、そなただけには目が止まったのだね」
源典侍は、顔から火がでるほど恥ずかしくて俯いてしまった。
一方、二人の関係を知った女官たちが、「びっくりだわ。信じられない」と驚いているところを、たまたま通りかかった頭中将が聞きつけた。
「そんな事が、あったのか」
頭中将は、何ごとにつけても源氏に対抗心を燃やすのが習性になっている。
恋愛に関しては、「源氏物語」のヒロインきっての醜女・末摘花(すえつむはな)のときがそうだった。
片や人間離れした醜女、片や祖母の世代の老女。
王朝ツートップの貴公子ともなると、美醜や年齢などにはとんと拘わらない。
頭中将は、幾つになっても好色な源典侍という老女を知りたくて言い寄った。
源氏には負けられないのだ。
そして、すぐに深い仲になった。
源典侍としては、頭中将も素晴らしいので、「つれない光君の気晴らしに」と思ったのだが、本当に逢いたいのは源氏一人だけ。
ある日、夕立のあとの涼しくなった宵闇に紛れて、源氏が温明殿(うんめいでん)の辺りをそぞろ歩いていると、源典侍が琵琶をみごとに弾いている。
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