Quantcast
Channel: 吉備路残照△古代ロマン
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1644

桐壺更衣③光る君誕生

$
0
0



$吉備路残照△古代ロマン-清涼殿 清涼殿/帝の日常の生活空間


更衣は夜伽(よとぎ)に呼ばれると、数名の女房らとともに後宮の長い廊下を清涼殿へ赴く。

内裏の東北方向の角にあった桐壺から、十二単(じゅうにひとえ)の裾を引きずりながら歩くのだ。


毎夜のように、自分たちの部屋の前を通る更衣に対して、ほかの后たちが心穏やかであろうはずはない。

昼間はが前を歩くのだが、いかに腸わたが煮えくり返ろうと、さすがに反発や不快感を行動には移せない。

弘徽殿の女御などは、内心、思っていただろう。

「また帝が……。あんな身分の低い女のどこがいいんだか」


うっぷん晴らしをするかのように、更衣が通るときには、散々意地悪をした。

「ああ、またあの女が帝に呼ばれて愛されるのだ」

うす暗い中を歩いている更衣たちの足を滑らせようと、廊下に水を撒くのはまだ序の口。

糞尿をまいて十二単の裾を汚したり、両端に扉がついている廊下の両方に鍵を掛けて閉じ込めたりした。


そんないじめにあっている更衣が、は不憫でならない。

清涼殿に近い部屋にいた更衣をほかへ移して、そこに更衣を住まわせた。

そのことが、たちの間に、更衣に対する反感や嫌悪感をますます募らせる。

もともと蒲柳の質の更衣、心労が重なって耐えきれなくなり、実家へ戻りたいと訴えるが、離れ離れになりたくないは、それを許さない。

しかたなく、更衣の愛情だけを頼りに暮らしていたが、ますます心身ともに衰弱していった。


そんな時、「世になく清らなる玉の男皇子」が産声を上げる。


フルカラー 見る・知る・読む 源氏物語/勉誠出版

¥2,310
Amazon.co.jp






瀬戸内寂聴の源氏物語 (講談社文庫)/講談社

¥790
Amazon.co.jp







Q. ピート・ローズとタイ・カッブの2人しかいない領域に入った気持ちは?



A. 両方のリーグ(プロ野球と大リーグ)を足したものなので、なかなか難しい。

誇れることがあるとすると、4000本のヒットを打つには8000回以上は悔しい思いをしてきている。それと常に自分なりに向き合ってきた事実はある。誇れるとしたらそこかな。

イチローほどの野球の達人になると、人生の達人でもあるようです。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1644

Trending Articles