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Channel: 吉備路残照△古代ロマン
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平家物語の群像 義経22屋島の内裏炎上

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$吉備路残照△古代ロマン-屋島の全景  屋島全景  左手前の湾が源平古戦場


牟礼や高松の方面からいくつも炎が立ち上っていることに気づいて、平宗盛の邸では上を下への大騒ぎになった。

「牟礼と高松あたりの民家が燃えているぞ~」

郎党が宗盛のところへ報告に来た。

「失火ではございますまい。源氏勢が火矢を放ったのでしょう。大軍です。包囲されては大変です。急いで船へ」

御座船(ござぶね)には安徳天皇と建礼門院、二位の尼以下の女房たちと宗盛父子が乗りこんだ。

その他の人々は、それぞれの船に乗った。

そして平家の船隊が5段(約55m)~1町(約110m)と岸から離れたころに、義経勢70~80騎ばかりが、宗盛邸の門前に現れた。

義経勢は平家方に小勢に見られまいと、5~6騎、7~8騎、10騎とまばらに姿を見せる。

華やかな装束に身を包んだ義経が、大声を張り上げた。

「後白河法皇の使者、検非違使五位尉・源義経」

それから、伊勢三郎義盛、佐藤継信・忠信兄弟、武蔵坊弁慶らが次々に名乗りを上げた。

平家方は、「あれ射取れや射取れ」と、遠矢を射かける。

源氏の兵たちはものともせず、さんざんに射返した。

実戦経験の豊富な後藤実基は、内裏(だいり:御所)に乱入して火を放ち、焼き払ってしまった。


宗盛は郎党に、「源氏の勢はいかほどあるぞ」と尋ねる。

「70~80騎にはよも過ぎ候はじ」

「たったそれだけか。情けない。あわてて船に乗って、内裏を焼かれてしまった。教経(のりつね:平家一の強者)殿はいないか。一戦交えよう」




政治的な対立がたちどころに文化や経済に及んでしまう中国の実情には困ってしまう。さっきNHKの『日曜討論』を聞いていたが、「中国人の46%は、日本は軍国主義と思っている」と高名な学者が語っていた。

中国政府は、各地の『抗日記念館』や映画などで、旧日本軍の(残虐性)を今なお国民に叩き込んでいる。日本を敵視することによって、約13億5千万人の多民族国家をまとめようとしているのか。



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