ペドラルベス修道院
第1に、「スペイン流テーブルマナーの指導」という頼まれていないことを、外国人観光客のための「特別サービス」であるかのごとく装って、半ば強制的に押し付ける。
「スペイン流……」と銘打っているのは、単に「テーブルマナーの指導」にすると客の反感を招きかねないからだろう。
もちろん、法外な金額を請求書に記すことを少しでも正当化するためだ。
これは英語の使い手である、だて男の担当。
だて男によると、食事を終えたほとんどの客は、レシートに書かれている常識とはケタ違い以上の金額に少しの疑いも持たずに払っている。
幸か不幸か、本人はぼられたことに気が付いていない。
レストランとしては、してやったりだ。
納得しないやっかいな客には、第2の手。
招かれざる客はおそらく、「だて男では埒があかない。店の責任者を呼べ」というだろう。
店長を名乗る、恰幅のいい人物がやって来る。
そして、入り口が低くて頭を下げないと入れない三畳ほどの煙草のヤニの臭いが充満している薄汚い部屋に入れる。
頭を下げるという行為は、人の心理に何らかの微妙な作用を与えるものだ。
しかも入った部屋は狭くて、タバコ臭い。
そうしたプレッシャと不快感を与えておいて、店長が、金額は決して不当なものではないと説得を試みる。
これが3番目だ。
説得に失敗したら、レシートの分厚い束を見せて、他の客はちゃんと支払っているという「証拠」を見せる。
これが4番目。
それでも応じなかったら、5番目に、悪役プロレスラーのような風貌の男を呼んで、凄みを利かせて脅す。
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だて男 ⑭海外でぼられない為に 一例
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