源氏物語
51帖 浮舟
薫27 匂宮28 中の君27 浮舟22
直衣のうし姿
平安時代以降の皇族および公家の平常服。
浮舟がすでに匂宮と男女の関係にあることなど夢想だにしていない薫は、浮舟がしばらく会わない間にずいぶん大人の女性になったものだと感じいっていた。
薫は何処へ出かけるにも身を窶すことはなく、上流階級の日常服である直衣姿を崩さない。
いつも礼儀正しく、立ち居振る舞いは優雅。
時に荒々しく振る舞う匂宮を知って以来、その魅力に取り付かれている浮舟は、やや窮屈な薫を迎えに出ることを躊躇していた。
「どんな顔をして、薫君にお会いすれば---」
気が進まない。
「匂宮は、薰君がこちらにおいでになられていることをご存じなのかしら。
ご存じなら、どのように思われているのかしら」
一方では、
「このまま自由気ままな匂宮と深い関係になれば、いずれ取り返しの付かないことになろう。
名作映画案内 223
原題*Midnight Cowboy
真夜中のカウボーイ
1969年公開
原作*ジェームズ・レオ・ハーリヒー
監督*ジョン・シュレシンジャー
W主演*ダスティン・ホフマン/ラッツォ
*ジョン・ボイト/ジョ-
★
NYへ出て来たジョ-はルックスを
武器に金満女性を相手に富を得ようとし
たが最初の客に騙され金を巻き上げられた。
そんな時、
足の不自由な詐欺師ラッツォが現れる。
二人は這い上がろうと藻掻くうちに
奇妙な友情で結ばれていくが---。
113分