源氏物語
47帖 総角
薫24 匂宮25 大君26 中の君23
夕霧50 明石中宮42
アクセス 玄 関
宇治市源氏物語ミュージアム
京阪宇治線
宇治駅で降り
ネットで打ち出した地図を頼りに緩い上り坂を
歩いていると右手に瀟洒な現代建築が目に入った。
昨日訪れた
京都市の古めかしい
【風俗博物館】とはまるで趣が違う。
平安王朝の雅な世界に浸る
には格好の施設であり贅沢な空間である。
■
【源氏物語ミュージアム】
は市民や観光客に楽しみながら平安
文化を理解してもらおうというもので特に
源氏ファンにとっては見逃せない施設です。
館内では、
「宇治十帖」などの世界を分かりやすく紹介し
てあるほか『源氏物語』に関する文献、史料
小説などのライブラリー機能を持ちコン
ピュータによる情報検索もできます。
『宇治観光案内』
◆
アニメ映画なども鑑賞でき、丸一日、楽しめる。
常設展示では、
『源氏物語』をハイビジョン映像で解説。
《図書室》や《喫茶室》、《ショップ》も併設。
中の君もまた成り行きを飲み込めず、自分を薫に嫁がせたい大君の仕業だと思いこんでいた。
翌朝、匂宮から中の君宛に後朝の文が届く。
○ 世の常に 思ひやすらむ 露深き
道の笹原 分けて来つるも
ありふれた恋と思っておられるのでしょうか、
露の無数に置いた山道の笹原を踏み分けて行きましたのに
その夜も、匂宮は宇治へ向かった。
大君としては、予想外の展開の早さに喜びも一入だ。
匂宮を中の君の夫として迎える心の準備はつとに出来ている。
当時、男が三夜続けて女のもとに通えば結婚が成立した。