源氏物語
44帖竹河
薫14~23 匂宮15~24 夕霧40~49
玉蔓47~56 冷泉院:43~52 今上帝35~44
薫を抱く光源氏
《源氏物語絵巻》
国立国会図書館デジタルコレクション
冷泉院の寵愛ぶりは尋常ではなく、7月に大君は懐妊、翌年、女の子を儲けた。
出産後も、院は大君だけを溺愛した。
弘徽殿女御など、他の女君付の女房たちは面白くない。
女房たちの間に、いさかいが起きるようになった。
また大君が冷泉院に嫁したことに、今上帝が未だに不満を漏らしていると伝え聞いた玉蔓は、中の君を入内させて収めた。
蔵人少将と違って、今上帝の大君への愛情はさほどでもなかったのだろう。
恋にあっさり代わりがきいたわけだ。
中の君が思わぬ形とはいえ嫁いだので、玉蔓は出家を思い立つが、息子たちが強く反対したため思いとどまった。
大君が男の子を出産すると、冷泉院の愛情をますます独占するようになった。
その結果、女房たちの間だけではなく、大君と弘徽殿女御など、ほかの女君たちとの関係もギクシャクするようになる。
名作映画案内141
沈まぬ太陽
2009年公開
原作*山崎豊子の同名小説
監督*若松節郎
主演*渡辺謙/恩地元
★
国民航空の労働組合委員長、
恩地は職場環境の改善を訴えて会社
と戦うが懲罰人事で海外赴任を命じられた。
パキスタン~イラン~ケニア
異境を転勤させられた恩地は10年後
本社復帰を果たすが帰国後間もなく自社の
ジャンボ機が御巣鷹山に墜落するという大事件--。
202分