源氏物語
43帖紅梅
匂宮15~21 薫14~20
夕霧40~46 女三の宮35~41
明石の君52~58 明石中宮32~38
紅梅
匂宮はお気に入りだった大君が東宮に入内したことが悔しくて、腹違いではあるが同じ紅梅の血筋である宮の御方を妻に望んでいた。
しかし紅梅が梅の枝に結んで若君に持たせた手紙に書かれている名前は、宮の御方ではなく中の君である。
気乗りのしない匂宮の通り一遍の返信に対して、紅梅は改めて中の君との縁談を仄めかす返事を認めた。
匂宮は中の君にまったく心が動かないわけではないが、どうしても心惹かれるのは宮の御方である。
しかし度の過ぎた恥ずかしがり屋である宮の御方は、世にある普通の結婚など考えられないようだ。
匂宮からの結婚を匂わせる手紙に返事すらしない。
真木柱は、紅梅が匂宮に中の君を推していることを、また匂宮が宇治八の宮の娘に熱を上げているとの噂も聞いている。
宮の御方の婿として、亡き源氏の直孫である匂宮は願ってもないが色好みの匂宮は困った相手である。
名作映画案内135
原題*Birdman or (The Unexpected Virtue of Ignorance)
バードマンあるいは
無知がもたらす予期せぬ奇跡
2014年米公開
★
監督*脚本*アレハンドロ・ゴンザレス
主演*マイケル・キートン/リーガン・トムソン
★
ヒーロー映画『バードマン』でスターの座をつかんだ
トムソンは落ち目の今、自ら脚色を担当した舞台
『愛について語るときに我々の語ること』
に再起を懸けている。
しかし、
降板した俳優の代役が良くも悪くも話題
をさらいトムソンを片隅に追いやった。
さらに娘との不仲に苦しみ
舞台の役柄に自分自身を投影し--。
120分