源氏物語
44帖竹河
薫14~23 匂宮15~24 夕霧40~49
玉蔓47~56 冷泉院:43~52 今上帝35~44
竹河関連系図
竹河あらすじ
玉鬘は故・髭黒との間に三男二女を儲けたが
夫亡きあと娘たちの行く末について苦慮している。
年が明けると
夕霧は左大臣に薫は中納言に昇進する。
玉鬘は後ろ盾を失くした息子たちの不運を嘆く。
夫の故・髭黒は太政大臣まで昇りつめたが早世.、玉蔓は五人の子供たちを抱えて育児に追われている。
生活に困窮することはないが、主のいない邸に出入りする客は少なくいつも閑散としている。
親族との付き合いも、疎遠になって久しい。
たまに夕霧が姿を見せる程度だ。
玉蔓の当面の悩みは、二人の娘たちの行く末。
息子たちは三人とも、すでに元服を済ませている。
これからは、自らの力で道を切り開いていくことだろう。
父親のいない娘たちを、誰にどう縁付ればいいのか。
玉鬘の大きな悩みである。
父親の亡き髭黒は、宮仕えをさせたがっていた。
さいわい今上帝は、大君の入内を望んでいる。
しかし宮仕えをすれば、今を時めく明石中宮の勢威に圧倒されて惨めな思いをするだろう。
玉蔓は、二の足を踏んでいる。
名作映画案内136
お葬式
1984年
監督*伊丹十三
主演*山崎努/井上侘助
宮本信子/雨宮千鶴子(妻)
★
俳優・伊丹十三の監督デビュー作。
葬式を出すことになった侘助が主人公。
佗助と千鶴子のもとに千鶴子の父の訃報が届く。
初めて葬式をだす佗助は、
経験者の意見を参考に葬儀の段取りを--。
葬式に集まった人々の場違いの
笑いやエロが各所に散りばめられている。
124分
伊丹十三が妻・宮本信子の父の葬儀で喪主
を務めた体験をもとに脚本を執筆した。
撮影は、神奈川県湯河原町の【伊丹邸】で。