源氏物語
39帖夕霧
源氏50 紫の上42 落葉の宮26
夕霧29 雲井の雁31 秋好中宮41 一条御息所47
朱雀院53 致仕大臣(頭中将)52
宇治市源氏物語ミュージアム
京阪宇治線の宇治駅で降りて
ネットで打ち出した地図を頼りにゆるい
坂道を歩いていると右手に瀟洒な建物が見えた。
私の知る限り、
平安王朝の雅な雰囲気に
浸るには格好の施設であり空間である。
★
源氏物語ミュージアムは市民や観光客に
楽しみながら平安文化を理解してもらおうという
もので特に源氏ファンにとっては見逃せない施設です。
館内では、
「宇治十帖」などの世界を分かりやすく紹介してあるほか
源氏物語に関する文献、史料、小説などのライブラリー
機能を持ちコンピュータによる情報検索もできます。
以上、
『宇治観光案内』より
アニメ映画なども鑑賞でき、丸一日、楽しめます。
常設展示では、
源氏物語をハイビジョン映像で解説。
図書室や喫茶室、ショップも併設。
夕霧が襖を開けて落葉の宮を月明かりに照らされた方に導こうとすると、宮はいったん抵抗するが簡単に引き寄せられた。
夕霧、
「私の深い愛情を信じて、お気を楽になさってください。
宮のお許しがなければ、決して--」
そうこうしているうちに、そろそろ夜が明けようとしていた。
月は澄みわたり、光はすこしも霧にさえぎられることなく部屋に差し込んでいる。
簡素に造られている山荘の廂の軒は、奥行きが浅い。
落葉の宮は直に月と向かい合っているようで恥ずかしいのか、顔を隠そうとしている仕草が言いようもなく優美である。
夕霧は亡き柏木について当たり障りのない程度に宮に話しかけると、宮が今も柏木を想っていることが恨めしかった。
落葉の宮、
「故・柏木の君はまだ十分に立身されてはいなかったのですが、父・朱雀院がお許しになったので私は降嫁致しました。
しかし夫の心はもともと妹の女三の宮にありましたので、わたしにはとても冷淡でした。
名作映画案内97
釣りバカ日誌
2009年公開
原作*やまさき十三 北見けんいち
脚本*山田洋次 朝原雄三
監督*朝原雄三
主演*西田敏行/浜崎伝助 ハマちゃん
三國連太郎/鈴木一之助 スーさん
他に、松坂慶子・浅田美代子ら
★
リストラや倒産の連鎖という先行き不透明な社会情勢
下、不況の波は鈴木建設にも押し寄せている。
会長のスーさんは業績が回復するまで無
期限の給料全額返還を宣言した。
スーさんの意気を感じて奮起したハマちゃんは
釣り人脈の伝手で大型受注に成功した。
ご褒美に
有給休暇を貰ったハマちゃんはスーさんと北海道へ
釣り旅行に出掛けるが旅先で思わぬ難題が--。
117分
シリーズ最終作の本作は
ハマちゃんの上司のうちで最も
口喧しかった谷啓さんの遺作だそうです。