源氏物語
39帖夕霧
源氏50 紫の上42 落葉の宮(女二の宮)26
夕霧29 雲井の雁31 秋好中宮41 一条御息所47
朱雀院53 致仕大臣(頭中将)52
宇治市源氏物語ミュージアム
アクセス
京阪宇治線の宇治駅から徒歩12~15分。
改札口を出ると、すぐ右手に『平家物語』でも
お馴染みの宇治川が今も滔々と流れています。
ここで、
義経軍の佐々木高綱と梶原景季が《先陣争い》をしたのだ。
夕霧が襖の向こうの落葉の宮に、
宮があまりにも私を見下しなさいますので、かえって自分の気持ちを鎮められなくなりました。
男女の仲をまったくご存じないわけでもございますまい」
余りと言えばあまりの生々しい言い草である。
男女の性愛をすでに体験している落葉の宮にはつべこべ言う資格はないと言わんばかりだ。
落葉の宮が消え入りそうな声でつぶやいた。
○ われのみや *憂き世を知れる ためしにて
*濡れそふ袖の *名をくたすべき
*憂き世 不幸な夫婦仲
夫の柏木に愛されなかったうえに先立たれたこと
*濡れそふ袖 またも涙で袖を濡らす
夕霧の邪恋で辛いことが重なる
*名をくたす 評判を落とす
私だけが不幸な女の例として、涙で濡れた袖をさらに
濡らして悪い評判を受けなければならないのでしょうか
落葉の宮がその時の気持ちのままにふっと漏らしたその和歌を、襖を隔てた夕霧が聞きつけて、
○ おほかたは われ濡れ衣を 着せずとも
朽ちにし袖の 名やはかくるる
私が貴女様に悲しい思いをさせなくても
立ってしまった悪い評判を隠すことは出来ません
そして、
「どうか、御心を開いて下さいませ」
夕霧が襖を開けて落葉の宮を月の明るい方に導こうとすると、宮はいったん抵抗するが簡単に引き寄せられた。
名作映画案内96
男はつらいよ 第1作
1969年公開
原作*脚本*監督*/山田洋次
主演*渥美清/車寅次郎
倍賞千恵子/諏訪さくら
笠智衆/午前様 光本幸子/冬子
他に、志村喬ら
中学生の時に
父親と大ゲンカして葛飾柴又の家を飛び出した
寅次郎は20年ぶりに懐かしい団子屋に帰って来た。
見違えるほど美しく成長していた妹のさくらと再会
を喜びあうが、さくらの見合いをぶち壊して再び旅立つ。
奈良で、
柴又帝釈天の御前様と娘の冬子に再会する。
91分
全48作品通してお決まりの
〈恋しては振られる寅次郎〉が始まった。